矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

デイリーコラム


2018.08.28

【Plug and Play Japan主催「“XR”が創るエンタープライズの未来」に関する勉強会において上級研究員の賀川が講演】

Plug and Play Japanが主催する「“XR”が創るエンタープライズの未来」に関する勉強会において、弊社の上級研究員の賀川がXR市場の現状と今後について講演致します(13:05 - 13:20)。

XR=VR/AR/MR/SRがビジネスシーンをどう変化させるのか――。同イベントでは、「デバイスがどう進化しているのか」と共に、展開する各社のサービスを体験ができる機会となるそうです。

ぜひご興味があられましたら、ご来場ください!

https://eventregist.com/e/xr-lecture

2018.08.28

家事代行サービス「DMM Okan」

以前、ここでも紹介した記憶があるのですが、私が大いに期待していたサービス、DMM.comの家事代行サービス「DMM Okan」。実に残念なのですが、同社は「需要が圧倒的に高く、供給とのバランス維持が難しい状況だった」という理由で、サービスの終了を発表しました。

DMM Okanは、家事ができる人と家事をしてほしい人とをマッチングするサービスであり、サービス開始が発表されたときには、時代はここまで来たか!という思いと、ネーミングのユニークさで大いにワクワクしたものです。

私は社会進出する女性の子育て支援に有効なサービスと思っていましたが、以前の同社の発表では、実際の利用者のボリュームゾーンは30歳代の男性ということであり、依頼の内容は半分以上が部屋や水回りの掃除ということでした。

同サービスは社員ではなく、素人の「おかん」をマッチングするタイプのサービスであり、家事代行業者とは異なります。スマホアプリでマッチングを実現するなど今風のサービスでもあり、社会的な貢献度も高いと思っていたので事業として是非成功してほしかったのですが、品質の担保などの課題もあったようです。

同社の事業は非常に興味深いものが多いので、今後の新たな展開に期待したいですね。(野間博美)

2018.08.27

【第2回・日韓次世代ICT経営者交流会、参加企業募集お知らせ】

日韓産業技術協力財団は、2018年11月1日~2日(1泊2日)に日本にて「第2回・日韓次世代ICT経営者交流会」を実施致します(後援:矢野経済研究所)。

本交流会は、日韓のICTスタートアップの若手経営者が集い、お互いの経営課題の議論を通じて、アジア発のサービス開発などに向けたきっかけとなることをめざしております。

韓国からは、著名な政府系スタートアップ支援施設「Born2Global」に入居するIoT関連スタートアップや韓国の大手ICT企業を日本に招待。

ついては、絶賛、参加企業さま(スタートアップ、大手企業、VC)を募集しております!!!!!

この機会にぜひご参加いただき、日韓のスタートアップによる海外での共同展開などを含め、更なる成長に向けて加速頂くべく、新たなビジネスチャンスとしてご活用頂けましたら幸いです!

詳細については、下記ページをご覧くださいませ!

https://www.yano.co.jp/seminar/2018/1101/1101.html

2018.08.27

【出展・参加の募集】次世代自動車の展示会&カンファレンスeMove360!

次世代自動車の展示会&カンファレンスeMove360!が、2018年10月16日(火)~18日(木)にドイツのMesse Münchnchenにて開催予定となっております。本展示会&カンファレンスに参加することで、業界での幅広いネットワークの構築や潜在顧客の発掘は勿論、次世代自動車技術に対する多様なインサイトが得られるでしょう。

矢野経済研究所はeMove360のアジア地域における出展社募集をサポートしております。

eMove360の展示会は下記8つのセクション、及び出展社の出身国別で構成されています。

・Automated Driving & Electronics ・Infotainment & Connectivity ・Batteries & Powertrain ・Materials & Engineering ・Charging & Energy ・Urban & Mobile Design ・Mobility Concepts & Services ・Vehicles - electric - connected – autonomous

また、カンファレンスではトップクラスの次世代自動車関連市場専門家が市場の現状と方向性を語ります。去年(2017年)は、Nissan Center Europe、United Nations、UK Government、Daimler AG、Cadillac Euorpe、Mitsubishi Motor R&D Europe、BMW Group、Johnson Controls Power Solutions、Valmet Automotive、Universite de Liegeなど、業界、政府、学会を代表する専門家が、次世代自動車に関する最新情報を参加者の皆様と共有しました。

※2018年のスピーカー及びプログラムについては近日公開されます。

本カンファレンスは英語で行われます。

ぜひ、出展ならびにカンファレンスのご参加をご検討ください。

双方ともお申込みはこちらのURLにて承ります。

http://www.yano.co.jp/seminar/2018/1016/contact.php

○詳細は下記URLよりご覧いただけます。

http://www.yano.co.jp/seminar/2018/1016/1016_jp.html

※お問合わせ(eMove360 2018事務局):emove_2018@yano.co.jp

2018.08.24

音声検索の情報をマネジメント―Yext社の取り組み―

株式会社Yextは、Amazon社とのグローバル提携に関する記者説明会を開催した(7/31)。Yext社は、Web上での自社情報をコントロール可能にするデジタルナレッジマネジメント(DKM)「Yext Knowledge Engine」の運営事業者である。Yext Knowledge Engineは、現在、世界150以上のソーシャルネットワークと連携し、100か国以上の言語および音声検索に対応。Fortune Top 500社の3分の1以上に採用されている。

今回の提携では、Yext Knowledge EngineがAmazon社の音声認識エンジン「Amazon Alexa」に対応し、企業や店舗の情報をAlexaに直接フィードさせることが可能となった。つまり、Alexaから配信される所在地や連絡先、営業時間などの情報を、企業がYext Knowledge Engineを通じて直接管理できるようになったことを意味する。

音声検索はWeb検索と異なり、1つもしくは少数の検索結果のみ回答するため、正確な情報が必要となる。しかしながら、従来は企業や店舗の情報を検索しても不要な情報や不正確な情報が混在し、それを企業側で管理できないのが実情だった。Yext Knowledge Networkを導入することで、企業の望む形でデータが随時更新され、そのデータがAlexaに蓄積される。利用者は、Alexaを通じて最新で正確な情報を手に入れることができるようになる。

YextからAlexaへのデータ反映は、7月31日から始まっている。2週間ほどでAlexaに蓄積され、利用者の質問に対応するとのこと。

―――

記者説明会でYext社の宇陀栄次 代表取締役会長兼CEOは、日本では文字検索が主流だが、2020年には音声検索が50%を超えるという予測がある、と述べた。また、モバイルファーストやクラウドファーストから「AI&音声(ボイスサーチ)」にシフトする可能性も高い、とも語る。その中で、音声検索における検索結果の精度向上が最重要課題として挙げられる。デジタルナレッジの同期が進む世界の中で、これから数多くのビジネス(音声ショッピング、音声による決済など)が生まれるであろう。近い将来に生まれるビジネスに注視していきたい。

(星 裕樹)

2018.08.23

【リレーコラム:一番記憶に残っているIT】mixi②

矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。そんな研究員たちの、「一番記憶に残っているIT(IT技術/ツール/ウェブサイトなど)」は、一体何でしょう?リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。第3回目の執筆者は、社内最年少の宮川です。

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当時私の周辺では、mixiで彼氏・彼女または友人同士でお互いの「紹介文」を書くことがとても流行しておりました。カップル同士で書いた「紹介文」をほほえましく見ていたのに、後日それらが削除されていたり・・と、mixiは周囲にカップルの終焉を知らせる機能も果たしておりました。

先日6年ぶりにログインしてみたところ、マイミクは最盛期の1/4ほどに減っており、マイミクが書いてくれた私の紹介文もほとんど消えてしまっていました。青春は一部黒歴史(思い出したくもないくらい恥ずかしい過去の出来事)もありますが、青春を思い出す手がかりが消えていってしまうのは少し寂しいですね。

(宮川 典子)

2018.08.22

【リレーコラム:一番記憶に残っているIT】mixi①

矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。そんな研究員たちの、「一番記憶に残っているIT(IT技術/ツール/ウェブサイトなど)」は、一体何でしょう?リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。第3回目の執筆者は、社内最年少の宮川です。

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私にとって、これまでで一番記憶に残っているIT(IT技術/ツール/ウェブサイトなど)は、「mixi」です。初めて登録したSNSであり、mixiがきっかけでインターネット上の見知らぬ人と友人になる経験をしたからです。なお、mixiは私が中学3年生~高校生の頃に周りで最も流行し、私の青春の一部でもあります。

皆様ももう既にご存知かもしれませんが、mixiは日記やつぶやきを投稿するSNSの1つです。mixi内で友人(マイミク)をつくり、お互いの投稿に「いいね!」をしたり、マイミクに自身の「紹介文」を書いてもらう機能などがあります。

一学年に600人いた私の高校では、あまり親しくない同級生や会ったこともない同級生への「マイミク申請」や、「いいね!」のやりとりが日常茶飯事でした。そのたび、「この人誰だろう?」と思いながらチャットをやりとりし、「●組の●●さん、こんな人だったんだ~」と実際に学校内で会って、話したりもしました。mixiがきっかけとなり、インターネット上だけでなく現実の世界でも友人になり、今も連絡をとりあうマイミクと出会うこともできました。

(宮川 典子)

2018.08.21

SAP Aribaで「手軽に購入」「すべての支出の管理」を実現

SAPジャパンは8/1に「SAP Ariba Live Tokyo」を開催した。

SAP Aribaは、オンラインで調達・購買や支出の管理を行うためのSaaSである。商品仕様や取引条件などの購買の条件を規定し、最適なものを選択するソーシングから、ソーシングの規準に沿って購買を行うパーチェシングまでカバーしている。カタログ購買や契約請求など様々な購買プロセスを網羅し、物品やサービスも支出管理の対象とする。そのため、従来把握が難しかった、個別の製品に費用を振り分けられない間接材を含め、企業における全ての支出を可視化できる。

SAP Aribaは操作性に優れており、ユーザーは購買対象となる商品をワンクリックで購入できる。承認フロー機能を備え、購入対象物の値段が高い場合は部長や部門長の承認を得ることができる。また、請求書の明細なども画面上に表示されるため、ペーパーレス化を進めることができ、書類作成をはじめとした業務を削減する。

SAP Aribaの強みは、バイヤーとサプライヤーをつなぐクラウドネットワーク「Ariba Network」を構築している点である。Ariba Network上では、世界全体で約330万社が取引を行い、日本国内では3万社程度が参加している。Ariba Networkを経由することで、企業は取引先と個別にEDI環境を構築する手間をかけずに、オンラインで購買することが可能になる。現在SAP Aribaを用いた、世界全体での企業間取引額は、年間200兆円にまで至っている。

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会場で目にしたSAP Aribaの購入画面はまるでECサイトのようであり、手軽に利用できそうという印象を受けた(写真)。SAP Aribaは大規模なAriba Networkに加えて、操作しやすい購入画面を備えているため、導入する企業は今後も増えていくのではないだろうか。(井上圭介)

2018.08.20

【TV出演のお知らせ】

矢野経済研究所の代表取締役社長 水越が明日20日の朝に、モーニングCROSSにコメンテーターとして出演します。

ご覧になった方は感想などもお寄せ下さい。

■日時:2018年8月21日(火)午前7:00~8:30(全時間)

■番組名:TOKYO MXテレビ「モーニングCROSS」(毎朝のニュース・情報の生ワイドショー)

http://s.mxtv.jp/morning_cross/

■チャンネル:地上波9チャンネル(091ch)

■出演内容:コメンテーターとして全時間出演

■MC:堀潤氏、宮瀬茉祐子氏

■他の出演者:山口真由(元財務官僚/ニューヨーク州弁護士)、森田 豊(医師/医療ジャーナリスト)

2018.08.17

駅案内はPepperにおまかせ? –システナ社のAI活用サービス‐

 ソフトバンク社が主催する「SoftBank World 2018」(ザ・プリンスパークタワー東京 7/19~20)を訪れた。駅構内で迷子の経験がある私が興味を持った、システナ社の「PepperとAIを連携した駅構内の自動案内サービス」を紹介する。

 システナ社は、Pepperアプリの開発サービス「Robomott Online」を手掛けており、「ダンス」「顔認証」「AI(会話)」といった機能を企業向けアプリで提供している。今回紹介する「PepperとAIを連携した駅構内の自動案内サービス」は、同アプリの機能のうち、「AI(会話)」機能を活用する。利用者がPepperに質問を投げかけると、AIと連携したPepperが音声に加えて胸元にあるタブレットの画面上に駅構内の地図を表示して回答。利用者はPepperの回答を参考にして目的地を探す――という流れで案内してくれるサービスとなっている。

 Pepperによる駅構内の自動案内サービスは、現在JR東日本の東京駅と錦糸町駅で実証実験が行われ、駅利用者が活用している。利用者の質問に対するPepperの回答率は約70%で、将来的には80%まで上げたいとのこと。Pepperの活用で、業務の効率化やスタッフの負荷軽減などの狙いがあるとしている。

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 展示会では、実際にPepperの自動案内サービスを体験できた。Pepperに「東海道新幹線の改札はどこ?」と質問すると、「北海道新幹線の改札はこちらです。」と回答し、胸元のタブレットに北海道新幹線の改札位置を映し出してくれた。……「北海道」と「東海道」は、たしかに言葉の響きが似ている。聞き間違いがちょっと惜しい。この間違えた経験もデータとして蓄積し、AIの成長に繋げていくとのこと。

(星 裕樹)

2018.08.16

インフォテリアが次世代型ブロックチェーンを開発するZilliqa社と提携

インフォテリア社は、ブロックチェーン事業を展開するZilliqa Research Pte. Ltd(本社シンガポール 以下ジリカ社)との業務提携を発表した(8/2)。

まず、インフォテリア 代表取締社長/CEO 平野洋一郎氏は、今回の業務提携の目的として、日本企業でのブロックチェーンの採用、導入の促進を挙げた。異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるインフォテリアのミドルウェア「asteria warp」と、ジリカ社の次世代型高速ブロックチェーン「Zilliqa(以下ジリカ)」を組み合わせ、既存社内システムとの相互接続を促進していきたいという。

続いて、ジリカ社 CEO Xinshu Dong氏は、パブリックブロックチェーンのスケーラビリティ問題(処理速度の遅さ)がビジネスでのアプリ活用のボトルネックとなっていると指摘した。ジリカでは、スケーラビリティ問題に対し、「Sharding(シャーディング)」という技術を活用することで、高速処理と高い拡張性を実現している。シャーディングとは、ブロックチェーン上のノードを複数グループにランダムに分割し、複数のグループが平行して取引の処理を行うものである。そのため、既存のパブリックブロックチェーンの処理速度が約10件/秒ほどであるのに対し、ジリカは最大2,800件/秒を処理できるという。また、特徴として参加ノード数の増加に比例し、処理件数も増加することが挙げられる。行われたデモでは、参加ノード数が400で処理件数は約500件/秒、参加ノード数が1,400で処理件数は約2,800件/秒であった。

パブリックブロックチェーンのスケーラビリティ問題への対策が示されたことで、ビジネスにおけるブロックチェーンの採用、導入への機運の高まりが期待できる。一方で、ジリカの処理件数約2,800件/秒に対し、Visaなどのカードネットワークでは約8,000件/秒の取引処理がなされている。そのため、新たな分散型エコノミーの実現、普及には、既存の企業システムとの統合の合理化や、更なる高速処理と高い拡張性が必要と考える。(宮川典子)

※写真はインフォテリア社 代表取締社長/CEO 平野洋一郎氏(左)とジリカ社 CEO Xinshu Dong氏(右)

2018.08.10

【夏季休暇のお知らせ】

矢野経済研究所は、8月11日(日)~8月15日(水)まで夏季休暇を頂きます。そのため、次の投稿は8月16日(木)を予定しております。

皆さま暑さにはお気をつけて、良い週末をお過ごしください。

2018.08.10

一貫した顧客管理で顧客満足度向上 -SAPジャパンのCRMソリューション-

SAPジャパンは、新しいCRMソリューション「SAP C/4 HANA」に関する記者発表会を開催した(7/25)。

 まず、SAP C/4 HANAを販売する背景について、SAPジャパン Customer Experience ソリューション事業本部の高山勇喜 事業本部長が説明した。高山氏は、現状としてバックオフィスとフロントオフィスの連携が十分でないために、顧客の満足度を高められていないという。フロントオフィス側で顧客にクーポンを配布したとしても、バックオフィス側で商品の在庫切れが続いていたら、顧客と企業の双方にとって望ましくない。こうしたボトルネックになり得るものをすべて解決することが、SAP C/4 HANAの役割であると語った。

 次に、高山氏は「SAP C/4 HANA」の特徴を説明した。ERP「SAP S/4 HANA」と連携し、問い合わせから商品の受注、そして請求作業まで一貫した顧客管理を行う。これにより、ボトルネックとなり得る連携不足の解消が期待できる。また、マーケティング、コマース、セールス、サービス、カスタマーデータという5つのクラウドサービスから構成されているが、他社のCRMと組み合わせた利用が可能。既存のCRMを使いながら「SAP C/4 HANA」を一部導入したいという企業のニーズに応えた。さらに、UIは「SAP Fiori」に統一しており、一つの画面上でどの機能でも確認できる。

 SAPは、7月25日より日本で販売開始する。導入先として、製造業や小売・卸売業、サービス業の中で①海外売上比率が20~30%以上、②ECサイトでの売上が全体の10%以上、③顧客とのタッチポイントが3点以上、といった条件に当てはまる企業を想定している。高山氏は、これらに当てはまる企業は顧客管理において複雑さを抱えており、ボトルネックをもつ可能性が高いため、「SAP C/4 HANA」を有効に活用できると語った。

(星 裕樹)

※写真はSAPジャパン株式会社 SAP Customer Experience ソリューション事業本部 高山勇喜 事業本部長

2018.08.09

【セミナー開催のご案内】

8月23日(木)のWHATSセミナーに当ユニットの森と古舘が登壇いたします。

「コネクテッドカーは日本の自動車産業をどう変えていくか」、「中国におけるコネクテッドの現状、CASEの何が世界を先行しているか」について講演する予定です。

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セミナー:「コネクテッドカーのウルトラインパクト~どこでどう生き残るか自動車関連産業~」

日時:8月23日(木)15:00~17:00

場所:弊社6階(https://www.yano.co.jp/about_yano/access_map.html#page-tokyo

受講料:5,000円 

※お申込・詳細につきましては、下記URLよりご覧いただけます。

https://www.yano.co.jp/seminar/whats/2018/0823.html

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皆様のご参加をお待ちしております。

2018.08.08

AIにできない仕事⑮  AIはブルースを歌えない その2

AI(人工知能)がやがて人間の仕事の多くを代替していくって本当でしょうか。でも、AIにもできない仕事があるのでは?

前回分をまとめると、AIが普及した時代になると、「夢見るチカラ」こそが人間の重要な価値になるということです。なぜなら何か目標を夢見さえすれば、目標実現に向けて、後はAIが何とか完成してくれるからです。でも、夢自体に魅力やパワーが無ければ大成しないかもしれませんね。するとAIが何とでもしてくれるので、中途半端におもしろくない夢がたくさん実現することになるのでしょうか。

AIは何事も完成させてしまうから、「夢見る人」に対して、若さゆえの、苦い、恥ずかしい失敗を経験させてあげることはできないのでは。すると「夢見る人」は失敗の中から軌道修正したり、当初とは違った夢が生まれたり、という経験もできにくいかもしれません。失敗が無いから、そこからの復活が無く、たまの成功を祝うことも無く、すると「夢見→挑戦→失敗→軌道修正→再挑戦→成功→夢見」といったカタルシスあふれたサイクルがなくなってしまうことはないでしょうか? 常にブロイラーのニワトリみたいに、次から次へと際限なく夢ばかり見ているようになったりして・・・。

たとえば作曲するボーカルのフロントマンだけではバンドは組めません。ひとりだけで作曲して歌って、後はAIが演奏してくれるのは手っ取り早いかもしれない。でも、バンドの魅力としてどうなんだろうか。バックで演奏する人間の仕事がなくなるだけでなく、コラボが無いのにフロントマンもおもしろいと感じるのでしょうか。逆に作曲するフロントマンになれない名演奏家たちが、深みのあるカッコいいブルースを、AIと関わりのないところで奏でるようになるかもしれません。

AIにできない仕事のヒントはこの辺りにもあるかもしれません。

(森 健一郎)

※写真はイメージ:Freepik

2018.08.07

アクアが進めるコインランドリーのIoT化

ITインフラSummit 2018 夏を訪れた(7/24)。以下では、アクアが行った特別講演「ランドリー業界の枠組みを超えた先進的なAQUAのIoTソリューションをAzureが支える」について取り上げる。

アクアは、コインランドリーで利用される業務用洗濯機などの製品を提供している企業である。講演では、マーケティング本部 コマーシャルランドリー企画グループ ディレクター、秋馬誠氏が登壇した。

秋馬氏は、同社が進めるコインランドリーのIoT化について述べた。同社は2005年にITランドリーシステムをオンプレミス上に構築した。このシステムにより、ユーザーはモバイルなどを用いてコインランドリーの空きの有無や、洗濯や乾燥の終了などをリアルタイムで確認可能になった。また、コインランドリーのオーナーは、PCなどを通じてランドリーの日々の稼働状況や売上状況を確認できるようになった。

他方、コインランドリーの台数の増加に伴ってデータも増加しており、データを保管する際にディスク容量の制約を受けるため、古いデータを削除せざるを得ないことが課題となっていた。そのため、2017年に同社はシステムをマイクロソフトのクラウド「Microsoft Azure」上に移行し、すべてのデータをクラウド上に保管できるようにした。この際、システム名称をAQUA次世代Cloud IoTランドリーシステムと改めて、提供するサービスを一層拡充した。

AQUA次世代Cloud IoTランドリーシステムを用いることで、ユーザーはICカードを用いた決済や領収書の発行、スマートフォン経由でクーポンの利用や洗濯終了後の機器ロックの延長などを行うことができる。さらに、コンビニやレストランなどの異業種で使用されているポイントサービスをコインランドリーでも利用できるように、ファミリーマートとコインランドリーを併設した店舗を設けるなどして実証実験を実施している。将来的にはクラウド上に収集したビッグデータを活用して、新ビジネスの創出をめざしており、ハッカソンなどを行っている。

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今後、コインランドリーの使用状況に合わせたマーケティング施策の立案が可能となると考える。たとえば、コインランドリーで毛布を洗うことが多いユーザーに、寝具スプレーなどの衛生用品のレコメンドを配信できるのではないか。

(井上 圭介)

2018.08.06

ピッと読み取り、パッと提出 -ラクス社の楽楽精算-

リードエグジビションジャパンが主催する「第5回働き方改革EXPO」(東京ビッグサイト・7/11~13)を訪れた。ラクス社のクラウド型経費精算システム「楽楽精算」が興味を引いた。

「楽楽精算」を利用すると、交通費や出張旅費、交際費などの処理を一元管理できる。これまで多くの時間を費やしてきた書類の作成と申請が素早く終わる仕組みを紹介する。

交通費の精算では、専用のカードリーダーもしくはスマートフォンのアプリに交通系ICカードをかざすと、利用経路と運賃を自動的に読み取り、それを申請データとしてそのまま使用できる。また、AIによる入力補助機能があり、過去の精算履歴をもとに訪問先や負担部門などを自動追記する。

 出張旅費や交際費の精算では、スマートフォンのアプリで領収書を写真撮影すると、領収書内の金額や取引先、受領日を自動でデータ化する。出張時の日当や宿泊手当は、役職や地域、出張日数に応じて自動計算するため、入力の手間を省くことができる。

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 展示会では、実際に私の交通系ICカードをカードリーダーで読み込んでもらった。これまでの乗降履歴が、ものの数秒でPC画面上に一覧表示された。土日の乗降履歴も表示されて恥ずかしかったが、これは申請前に削除可能とのこと。

交通費精算のために一件ずつ運賃を検索し、利用経路をExcelに入力する会社もまだまだ多いだろう。この手間を削減できると、他の業務に時間を使えるようになり、一種の「働き方改革」に繋がるのではないかと思った。

(星 裕樹)

2018.08.03

不妊治療をサポートするアプリ「GoPRE」誕生

不妊治療を行う女性向けのスマホアプリ「GoPRE」(ゴープレ)がまもなく正式リリースされます。先日、開発元ライフサカス代表西部さんのお話を聞く機会があり、是非ご紹介したいと思いました。

不妊治療の治療記録・費用などの管理、パートナーとの情報共有などを行う専門のアプリです。生理日や妊活をサポートするアプリでは「ルナルナ」などが知られていますが、GoPREは不妊治療に特化しているのが特徴です。西部さん初め社員の多くが経験者であり、実体験に基づいて開発されました。

西部さんは「不妊は都会のキャリア女性の課題。仕事を重視するうちに年齢を重ね妊娠しにくくなってしまう。」と指摘します。仕事と治療のスケジュールの調整、保険適用外のため高額になる費用など、記録や管理は煩雑になりがちです。手軽に使えるスマホアプリが女性の負担を軽くしてくれそうです。

西部さんは「社会的な使命としてこの事業に掛けています。」と言います。そのチャレンジを応援します。

 

(小林 明子)

2018.08.02

AIにできない仕事⑭  AIはブルースを歌えない

AI(人工知能)がやがて人間の仕事の多くを代替していくって本当でしょうか。でも、AIにもできない仕事があるのでは?

夜の港。汽笛が鳴っている。別れようとしている男女。街の灯りが滲んで見えるのは、さっきから降り出した小雨のせいではないかもしれない。男は夢を追ったが果たせず、女は夢見がちな男を憎み切れない。歯を食いしばって耐えたがうまく世渡りできず、ふたりの生活は終ろうとしている。ここでブルース。少ししわがれた声で歌う「〇〇ベイ・ブルース」。(写真はイメージ)

昭和に流行った演歌ともR&Bともつかないこうした日本製ブルースの世界観は、AIの時代にも存在するのでしょうか。

AIが普及した時代では、夢を実現させるために必要な具体的で詳細なビジネスプランニングや、投資家を説得させるためのプレゼン資料や、誰に対して話を持ち掛ければいいかについての助言などは、全てAIがうまくさばいてくれるのではないでしょうか。

必要なのは「自分の夢をどうしてもかなえたい!」という人間の気持ちになるのではないでしょうか。

もしも歯をくいしばって耐えても駄目な世渡りについては、「どこに問題があって、それを解決するための手段や、可能性」について、AIが様々な対策を提示してくれるのではないでしょうか。

必要なのは「とりあえずこの人と一緒にいよう」という人間の気持ちになるのではないでしょうか。

むしろ現実世界に受け入れられない夢を抱くことや、夢にかけてみようとすることは、既存のビジネス・既存の社会にイノベーションをもたらしうる貴重な存在であり、貴重なアイデアと見なされるかもしれません。つまり「夢見るチカラ」こそが人間の重要な価値であり、後はAIが何とでもしてくれるということです。

しかし、それではAIの時代には、もはや日本製ブルースの世界観は存在できないのでしょうか?(次回に続く)

(森 健一郎)

2018.08.02

クラウドライクなストレージを提供するピュア・ストレージ

ピュア・ストレージ・ジャパンは、3種類の新たなデータ・セントリック・ソリューションに関する記者説明会を開催した(7/13)。その中から、ストレージの新たなモデル「Evergreen Storage Service(ES2)」を紹介する。

 従来のストレージは、一定期間が経過する度にリプレースする必要があった。その上、新しいストレージの購入やチューニング、データのマイグレーションに時間や費用を必要とすることに加え、システム障害やデータ損失のリスクも抱えていた。

 ES2は、従来ストレージが抱えてきた課題を解決し、一定期間の経過後もリプレースとアップグレードをしながら永続的に使用できる。必要に応じて容量を拡張でき、チューニングは不要。アップグレードやデータのマイグレーションはダウンタイムなしで実行可能である。同ソリューションは、STaaS(Storage as a Service)の提供を実現した。

 ES2の料金体系は、毎月の使用量を1GB単位で計測して課金する従量課金制となっている。利用に際しては、100TB以上のストレージ契約、そして最短12か月以上の利用契約が必要となる。

(星 裕樹)

※写真はピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 田中良幸 氏とピュア・ストレージ  戦略部門副社長 マット・キックスモーラー氏

2018.08.01

情報銀行、徐々に参入企業が明らかに

以前に情報銀行についてコラムで書いたことがあるが、幾つかの企業が情報銀行に参入すべく、名乗りを上げ始めている。つい最近(7/19)、三菱UFJ信託銀行が2019年中に参入するとの報道があった。実際には、参入に向けて2018年8月から実証実験を実施、2019年に参入するとの流れになる模様だ。投入人数は1,000人程度と本気度が伺えよう。

企業の参入が明らかになる中、情報銀行に関するインフラ作りについて政府も動きだしている。総務省および経済産業省では、2017年11月より「情報信託機能の認定スキームの在り方に関する検討会」を開催、2018年6月に「情報信託機能の認定に係る指針ver1.0」を発表した。

報道では、上記のほか、富士通やイオンフィナンシャルサービスも参入を伺っており、2019年から情報銀行に関する動きが出てきそうだ。

(山口泰裕)

2018.08.01

VALUES eMark+でどんな人がどんなサイトにアクセスしているか解析

第1回WEB販促EXPO(7/4-6)を訪れた(7/6)。ヴァリューズが展示したWEBマーケティング支援サービス「VALUES eMark+」について取り上げる。

ヴァリューズはマーケティングノウハウを活用した事業を行っており、インターネット行動ログ分析サービス「VALUES eMark+」を提供している。VALUES eMark+は、ユーザーのウェブサイトへのアクセス状況を解析するソリューションであり、競合を含む他社のサイトでのユーザーの行動を把握することができる。アクセス状況だけではなく、ユーザーの性年代や居住地域などの属性データを用いて分析することも可能である。データの提供者は、クレジットカード会社クレディセゾンのモニター登録に同意したネット会員であり、人数はPC媒体では20万人程度、スマホ媒体では約5万人に及ぶ。VALUES eMark+を利用している顧客をみると、B to Cのビジネスモデルを展開する企業を中心に幅広い業界に亘っており、B to Bの分野では広告代理店が多い。

同社はこのソリューションに複数のラインナップを設けている。ラインナップの一つであるeMark+Keyword Finderでは、特定キーワードの検索ユーザー数、ウェブサイトにおけるセッション数、直帰率などを瞬時に把握できる。さらに、ユーザーがキーワード検索後にどのサイトのどのページにアクセスしたかを確認することもできる。また、eMark+Target Focusを利用することで、特定の性年代や自社サイト訪問者などターゲットとなるユーザーの条件を設定すると、ターゲットが他にどんなサイトにアクセスしているかをランキング形式で見ることができる。

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Google Analyticsなどの自社サイトを解析するツールを併用して、自社と他社のサイトのアクセス状況を比較することで、自社サイトへのアクセス数を増やすことも可能ではないかと考える。

(井上圭介)

2018.07.31

【スイーツ部】ICT・金融ユニット研究員が紹介したいスイーツ⑥

スイーツ部の宮川です。

皆様は7/5~7/7の3日間、ローソンで期間限定のGodivaスイーツ「エトワールドゥショコラ」が発売されていたことはご存知ですか?スイーツ部含め、同ユニットのスイーツ好きの3人でぞろぞろと買いにいってまいりました。

価格はなんと、1,000円(税抜)。コンビニスイーツにしては、強気な値段設定です。

「さぞ自信があるのだろう・・」と思いつつ、1週間分のおやつ代をはたき、おそるおそる購入。

ローソンのプラスチック袋ではなく、ゴディバの紙袋に入れてくれました。

紙袋の中にはケーキ2つと短冊が入っていました。

ケーキの味は「ラズベリー&ショコラ寒天」と「抹茶&ショコラ寒天」でした。

味は期待が大きかった分、少し残念に思いましたが、さっぱりしていて一人でも食べやすかったです。

今後も期間限定スイーツのウォッチを続けていきたいと思います。(宮川典子)

2018.07.31

マルチクラウド環境に耐えうるサーバ負荷分散の新たな仕組みを提示

F5ネットワークスジャパンは、新製品に関する記者発表会を開催した(7/11)。新製品「BIG-IP Cloud Edition」は、サーバ負荷の分散やファイアーウォールの機能を持つADC(アプリケーションデリバリーコントローラー)である。

同製品は、これまで1層だったADCを2層にし、アプリごとに個別のADCを設けた点に特徴がある。従来の負荷であればADCは1層で対応できていたが、アプリの開発がアジャイル型に変わってきたことに加え、アプリの更新頻度が高まったことにより負荷分散が追いつかなくなっていた。

そこでF5社では、新たに第2層を設けることで、1層で受けていた負荷を更に分散。2層目のADCを通じて個別のアプリに対応させることで、アプリごとに可用性やセキュリティレベルを設定、変更することで従来抱えてきた課題の解消を図っていくとしている。また、同製品はネットワーク部門を介さずにアプリ開発者自身でロードバランサーやWAF(Webアプリケーションファイアウォール)の設定ができる点にも特徴がある。

F5社の権田裕一 代表執行役員社長は、これまでのオンプレミス向け製品だけではなく、マルチクラウドの環境下でアプリの可用性やセキュリティを十分に確保した製品の必要性を感じ、新製品の提供に至ったと明かした。

(星裕樹)

※図はF5ネットワークス記者発表会資料をもとに矢野経済研究所作成

※写真はF5ネットワークスジャパン社の代表執行役員社長 権田裕一 氏

2018.07.30

『社会人基礎力コンテスト2018夏』参加者募集中!

 

矢野経済研究所 未来企画室の『 SMARTERxSMARTER 』では現在、「社会人基礎力コンテスト2018夏」の参加者を募集中です。

このコンテストにおいて優秀と評価された方に対して、弊社採用プロセスの最終選考へと直行頂くことが決定いたしました。

■本コンテスト概要

・テーマ:『働く際に大切になる社会人としての基礎力(センス)』

・実施内容:当社が指定するニュース記事を読み、そのニュースの「趣旨」「本質」「影響」を文章でまとめてご提出いただきます。

・応募締切:2018年8月1日(水)

・表彰・副賞:最優秀賞者1名、優秀者2名に当社採用の最終選考直行チケット

 

2018.07.27

【創立60周年記念セミナー・祝賀会を開催いたしました】

昨日、矢野経済研究所は、ハイアットリージェンシー東京にて、創立60周年記念セミナー・祝賀会「2030年の日本社会と成長産業」を開催いたしました(7/26)。お忙しい中ご来場いただいた皆様へ、心より感謝申し上げます。

まず、基調講演では代表の水越が登壇し、産業構造や都市構造、社会階層などの変化をふまえ、今後の日本社会について講演を行いました。続く公開討論では、各産業分野を担当する弊社研究員が「2030年の成長産業とAI時代のマーケティング戦略」と題してパネル・ディスカッションを行いました。

その後に祝賀会として交流の場を設け、弊社社員はご来場いただいた皆様に日頃のお礼のご挨拶をするとともに意見交換なども行うことができました。

昨日ご来場頂いた皆様が楽しんで頂けたようでしたら幸いです。

皆様のご支援により、弊社は創立60周年を迎えることができました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2018.07.26

【リレーコラム:一番記憶に残っているIT】マンガワン②

矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。そんな研究員たちの、「一番記憶に残っているIT(IT技術/ツール/ウェブサイトなど)」は、一体何でしょう?リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。二回目の執筆者は、研究員二年目の井上です。

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アプリ「マンガワン」で閲覧可能な漫画の中には、期間限定で公開されている作品もあります。「面白い!」と思った作品でも、掲載期間が終了してしまうとアプリ上で読むことは不可能になってしまいます。

そこで、掲載期間終了後は通販サイトの出番です。アプリで気に入った作品のうち、読み切れなかったコミックスを、通販サイトを通じて購入できます。

なお、通販サイトから紙媒体のコミックスを購入すると、手元に届くまでに若干タイムラグが生じます。待ち切れないという方には、電子書籍版の購入がオススメです。ダウンロードが完了すれば、すぐに漫画を楽しむことができます。

いつのまにか雑誌や単行本などの紙媒体ではなく、電子媒体を通じて漫画を読む機会が増えてきました。スマートフォンさえ持っていれば、移動時の電車内など、どこにいてもアプリを通じて手軽に漫画を読めるようになってきています。イラスト描写がメインとなる漫画は、細かい文字を追う小説やビジネス書よりも電子画面との親和性が高く、漫画アプリの一層の普及を期待できるのではないでしょうか。

○本コラムのシリーズ①は下記URLよりご覧いただけます

(https://www.yanoict.com/daily/show/id/160)

(井上 圭介)

2018.07.25

【リレーコラム:一番記憶に残っているIT】マンガワン①

矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。そんな研究員たちの、「一番記憶に残っているIT(IT技術/ツール/ウェブサイトなど)」は、一体何でしょう?リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。二回目の執筆者は、研究員二年目の井上です。

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私にとって、身近ですぐに思い浮かぶ、一番記憶に残っているIT、それは、漫画アプリ「マンガワン」です。

皆様は漫画アプリを利用されていますか?スマートフォン等の画面を通じて漫画を読むことができ、一定条件下では無料で楽しめるものも多いです。

漫画アプリの一つである「マンガワン」では、一日のうち、午前9時と午後9時に自動で4ポイントずつ付与されます。個人は最大4ポイントまで保有することが可能で、1ポイント消費することで、漫画を1話読むことができます。ちょうど通勤時の行きと帰りの時間に読むのにグッドタイミングとなっています。

(井上 圭介)

2018.07.24

【無料で遊ぶ、矢野経済研究所の歩き方 ④】

無料で、マーケットに関するニュースレターやメールマガジンを受け取ったり、マーケットレポート紹介コンテンツを見ることができる方法をご存知ですか?

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ご登録頂きますと、矢野経済研究所発信の各種業界およびマーケットに関するニュースレターやメールマガジン、矢野経済研究所が独自で企画した最新市場調査資料(マーケットレポート)新刊のお知らせ等各種情報の受信、マーケットレポート紹介コンテンツの閲覧等、メンバー限定のサービスを利用することができます。

http://www.yano.co.jp/regist/ 

2018.07.23

就職相談はチャットボットにおまかせ

関西学院大学と日本IBMは、AI共同プロジェクトに関する記者発表会を開催した(7/10)。その中から、「チャットボットによるキャリア支援」を紹介する。

 関西学院大学は、2018年7月2日より「チャットボットによるキャリア支援」を開始した。これは、IBM Watson Assistantを使った自動回答サービスで、就職活動の進め方や手続き方法など約600の質問に対応する。関西学院大学の全学生約24,000人が対象で、スマートデバイスを用いて24時間利用することが可能である。学生からの質問には、これまでキャリアセンターの職員が対応しており、年間約1万7,000件の問い合わせがあった。IBMグローバル・ビジネス・サービス事業本部パートナーの石田秀樹氏は、問い合わせの約8割をチャットボットに対応させたいと語った。

 石田氏は、取り組みの成果を報告した。7月2日から1週間で約2,500件の質問があり、チャットボットは約2,000件に回答したという。利用者数は約500人で、そのうちキャリアセンターを一度も利用したことがない学生は8割にのぼった。石田氏は、対面のわずらわしさや恥ずかしさを乗り越えるツールとしてチャットボットの需要があるとみている。また、導入にあたっては、学生特有の短文表現や若者言葉にも対応するよう工夫したという。例えば、「私、キャリア、どうしたらいいの?」という質問に対し、行間を読んで適切な回答ができるようIBM Watson Assistantに学習させたと語った。

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 私は、気恥ずかしさからキャリアセンターへ行けなかった大学生だったため、チャットボットによる自動回答サービスがあったら大いに活用していたと思う。就職活動やキャリアに関し、大学1年時から気軽に質問したり情報収集したりできるのは、キャリア教育の観点からも意義深いと感じた。

(星 裕樹)

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