矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

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【イベントレポート】PTCが唱える「フィジカルとデジタルの融合」 ーThingWorxのARソリューションー
PTCジャパンは、年次イベント「PTC Forum Japan 2017 ~フィジカルとデジタル融合の追求~」を開催した(2017/12/12)。事前登録者数は1600名に及び、会場は大勢の来場者であふれた。   基調講演の冒頭にて、米PTC Inc.のアジア太平洋地域 統括責任者の桑原宏昭氏は、テーマに掲げた「フィジカルとデジタルの融合」について、カーナビを例に挙げて説明した。現在のカーナビ上の地図情報と運転席から見える景色は分離している。しかし、AR(拡張現実)を活用することで、カーナビ上の道先案内の情報を運転手が目にする物理世界上にシンプルにマッピングすることができる。米PTC Inc.は、物理世界にデジタル情報を追加し、目にする情報の単純化を図るARに注力していくとする。   米PTC Inc.の製品の一つにIoTプラットフォーム「ThingWorx」があり、ARを用いたソリューションを提供している(写真)。用途としては、機械や電化製品の組立・修理時に分解の手順をわかりやすく表示することや、工場の機械の遠隔監視が挙げられる。デジタルツインの実現に取り組み、工場内のモーターの速度や電圧などのデータを工場から離れた地域でタブレット等を通じて確認できる。 ThingWorxには、産業用の設備からCADなどを含めたデータを収集できる、システムがオンプレミスかクラウドであるかを問わずに導入可能で柔軟性が高いという特徴を持つ。また、現在国内の販売代理店は2社に留まるが、10社程度に拡大していきたいとしている。 ______________ なお、先日訪れた国際ロボット展(2017/11/29-2017/12/2)において、広島県の企業21社が参画する「ひろしま生産技術の会」は、金属製の名刺入れの無人生産ラインを展示していた(写真は名刺入れ)。この無人生産ラインにはIoTプラットフォームとしてThingWorxが用いられ、さらにはAR機能も活用されており、ThingWorxの日本国内における普及を感じることができた。   今後のThingWorxの普及率の推移と、普及に伴うARソリューションの拡充について注目していきたい。 (井上圭介)

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VOL.2戦略編 2018年度版 世界コネクテッドカー企業戦略 ~自動車、IT/IoTの開発・提携・競合~
「2017~18乗用車向けコネクテッドカー市場」レポートは、2つの切り口「(市場)分析編(2017年11月発刊)」と「(企業)戦略編(当レポート)」で製作を行った。 本調査レポート「企業戦略編」では、日・欧・米の主要コネクテッドカー関連事業者32社を徹底調査した。自動車メーカ、Tier1、IT/IoT、テレマティクスサービス・プロバイダ、地図メーカ、通信キャリア、半導体・デバイスベンダなどの、次世代の生き残りをかけた動きをコネクテッドカー分野から読み解いて行く。 彼らの次世代開発戦略、提携戦略、ビジネスモデル戦略を丹念に洗う事で、個別企業の動きばかりでなく、全世界規模での自動車産業の新潮流をより具体的に把握することができると考えた。新潮流とは「手動運転→L4,L5自動運転」シフトであり、「ハードウェア→ソフトウェアとサービス」シフトであり、「自動車製造・販売業→シェアリングなどのMaaS(Mobility as a Service)」シフトである。それら大変化のすべては、自動車がつながるということ(=コネクテッドカー)によりもたらされるのだ。 2030年に本格化するといわれる自動運転・EVよりも早く、2025年には本格化すると予測できるコネクテッドカーという大波を乗りこなすための戦略立案の一助になるものと確信している。

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