矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

Daily column

9 ⁄ 28
2026
【発刊裏話】2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望
■想定外の27社に取材を敢行、うち13社(7か国)は海外企業 『2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望』について、27社に取材を実施しました。 通常、15~18社の取材が多いなか、ついつい取材したい企業が多すぎて10社オーバー!このうち、13社は海外企業で、7か国に及びました(通訳の方には深謝)。 富士通や日立製作所、OptQC、QunaSys、Qubitcore、Quemixなど、日本を代表する量子コンピュータ関連ベンダーに加えて、やはり領域が領域だけに、グローバルのベンダーを押さえなければいけません。ということで、LinkedInでCxOの方々への直接アプローチから、本国のHP経由でのお問い合わせ、はたまた大使館への協力要請、そしてQ2B Tokyo 2026での直接アプローチと、思いつく限りのあらゆる方法でアプローチをかけました。 おかげで米国や英国、ドイツ、フランス、アイルランド、フィンランド、イスラエル、韓国と、さまざまな企業の皆さまにご協力頂きました。企業によっては「Q2B Tokyoで来日しているので、俺らのプライベート製品説明会に来いよ」と声をかけて頂き、いそいそと早朝からホテルの1室に出向き、携帯の翻訳機片手に私一人で説明を聞いたりと、なかなか珍しい体験もできました(文字通りプライベートだった)。   高市政権の戦略17分野に量子コンピュータが組み込まれるなど、官民一体となった動きを鑑みると、来年も引き続きレポートを発刊しようかと考えています。   2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望 | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
9 ⁄ 25
2026
【アナリスト便り】「2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望」を発刊③
【アナリスト便り】「2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望」を発刊②の続き   ■利用企業もイノベーターからアーリーアダプターへと普及に向けて動き出した 利用企業についても変化が見受けられます。2020年前後から実証実験を進めている、三菱ケミカルやJSRなどをはじめとした、いわゆるイノベーターの取組みが目立ってきましたが、2025年~2026年にかけて第二集団(=アーリーアダプター)が登場、量子ベンダーに引き合いが多く寄せられているようです。 両者では質が大きく異なっており、イノベーターは実証テーマが明確で、かつ実証に必要な量子コンピュータなどに関する人材も抱える一方、アーリーアダプターはテーマは明確も、残念ながら量子人材が不足しており、人材育成支援から取組むケースが増えてきているそう。   普及に向けては、死の谷やダーウィンの海などいくつかのハードルが待ち構えていますが、まずは死の谷を越えていきそうです。 上記について、弊社のホームページ、Yano ICTのアナリストオピニオンにおいて、もう少し言及した量子コンピュータ関連のオピニオンを掲載しますので、そちらもお楽しみに!   2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望 | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
9 ⁄ 18
2026
【アナリスト便り】「2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望」を発刊①
9/16に『2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望』を発刊しました。ようやっとです。 2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望 | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所   今回は、ハードウェア(量子ビット方式/制御装置)およびアプリケーション(アルゴリズムを含む)を押さえる形で国内外のプレイヤーに取材を実施しました。2021年の発刊以来となりますので、気持ち的にはほぼ新刊といった感覚です。本稿では調査において感じられた前回との変化について簡単に記載しておきたいと思います。   ■ハードウェアはエラー訂正に加えて、新たな課題の登場や、方式のハイブリッドなど話題満載 まずハードウェアについて、エラー訂正への対応が主たるフォーカスポイントでしたが、今回取材したところ、古典コンピュータ(いわゆるHPC)との連携に際して、新たにデータの入出力問題やキャリブレーションに係る課題が登場するなど、多くの乗り越えるべき課題が登場、世界中の企業が解決に向けて試行錯誤を進める様子をうかがい知ることができました。 また、方式についても新たに中性原子方式が登場したほか、最近ではIBMが超伝導方式と併せて、半導体方式の企業を買収したほか、富士通も以前から超伝導方式に加えてダイヤモンドスピン方式の研究開発を進めるなど、今後、方式同士のハイブリッドの可能性も出てくるなど、益々面白くなってきています。

Main Contents Topics

9 ⁄ 16
2026
2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望
2020年、2021年に『量子コンピュータ市場の現状と将来展望』を発刊したが、当時、技術進化は日本を含むグローバルで研究開発が猛スピードで進む一方、活用面では手探りの状態にあった。しかしながら5年を経て2026年に調査した結果、研究開発面および活用面において以下のような変化が見られた。 まず研究開発面は急速に進展しており、ハードウェア側についてエラー訂正はもちろん、古典コンピュータとの連携における入出力問題のほか、キャリブレーションなどについても解決に向けて進んでいる。ソフトウェア側もさまざまなアルゴリズムや既存アルゴリズムの改善などに取組んでおり。NISQのみならず、Early-FTQCに向けたアルゴリズムの開発に向けた取組みも進められている。 次に活用面でも試行錯誤が進み、2025年~2026年にかけて本番環境に近い形でのPoCや、実際に量子コンピュータを活用した製品が登場するなど、活用の方向性が徐々に見えてきており、市場が育ってきている状況にある。また、実際に利用企業についても広がりを見せ始めており、いわゆる材料化学や創薬などを中心に初期から取組むイノベーターに加えて、2025~2026年にかけてCAE領域を中心にアーリーアダプターへと普及し始めている。 このように、5年間で急速に進展している量子コンピュータ業界について、市場規模や活用ロードマップなどをアップデートすべく、全27社(うち海外企業13社)に取材を敢行。具体的には、富士通や日立製作所、Jij、QunaSys、Quemix、Fixstars Amplifyなどの日本企業に留まらず、D-Wave、Equal1、Atom Computing、PlanQC、Quantum Machines、Classiq Technologiesなど、米国やカナダ、英国、ドイツ、フィンランド、韓国など、世界各国の注目企業に取材を行った。
8 ⁄ 31
2026
2026年版 車載HMI市場動向調査 -AI-DV時代におけるHMIの付加価値競争の行方-
近年、自動車の価値は、単なる「移動手段」から「移動空間における体験価値」へと大きく転換しており、その中核を担う技術が車載HMI(Human Machine Interface)である。デジタルコックピットやIVI(In-Vehicle Infotainment)の進化に伴い、操作インターフェイスはタッチ、音声、ジェスチャーを組み合わせたマルチモーダル化が進展しており、HMIはブランド価値や顧客体験を左右する重要な差別化要素となっている。 また、電動化(EV)、自動運転、コネクテッド化の進展は、車載HMIの高度化を加速させている。特にEV市場では、走行性能に加えて車内体験が競争力を左右する重要な要素となり、OTA(Over-the-Air)による継続的な機能アップデートを前提としたソフトウェア中心の製品開発が一般化しつつある。さらに、Android Automotive OSをはじめとする車載プラットフォームの普及や、生成AI・音声AIを活用したインテリジェントアシスタントの進化により、競争の軸は個別製品からエコシステム全体へと移行している。今後は、ディスプレイの大型化・高機能化、HUD・AR技術の普及、さらにはパーソナライズやウェルネスサービスの拡充を背景に、HMIの役割は一層拡大すると見込まれる。 本資料では、これらの市場環境の変化を踏まえ、車載HMI市場の構造、主要OEM・サプライヤーの戦略、技術トレンドを体系的に整理するとともに、今後の市場機会と事業の方向性について考察する。
8 ⁄ 28
2026
2026 保険に関する消費者の理解度・意識調査
保険に関する消費者の理解度と意識の実態を明らかにした市場調査資料です。 保険商品・保険用語に関する消費者の理解度を測定したところ、全体正答率は55.1%となりました。約2問に1問は誤答という結果であり、契約者が日常的に接する保険用語であっても、その内容が正確に理解されているとは言い難い実態が明らかになりました。特に年代による差は大きく、20代の正答率42.0%に対し、60代は64.8%と20ポイント以上の開きがみられます。 さらに本調査では、「自分は理解している」という自己認識と、実際の理解度との間にギャップが存在することも確認されました。「内容をしっかり理解し、納得したうえで申し込むタイプ」の正答率(58.8%)が、「大まかに理解した気になれば申し込むタイプ」の正答率(62.8%)を下回るという逆転現象がみられ、消費者の「わかったつもり」の実態を数値で裏付けています。また、2026年6月に施行された改正保険業法についても、64.8%が「全く知らなかった」と回答するなど、業界が重視する制度改正が消費者にほとんど届いていないことも明らかになりました。 本資料では、保険用語・商品理解度、加入時の自己認識タイプ、改正保険業法への関心・負担感、商品選択行動、保険業界への信頼・情報接触の実態について、「年代別(20代~60代)」「自己認識タイプ別(Q6の5分類)」の2つの軸から詳細に分析し、保険会社・保険代理店における募集品質向上やコミュニケーション戦略の立案に活用できる情報を提供しています。 全159頁。2026年8月28日、矢野経済研究所発行。

YanoICT(矢野経済研究所ICT・金融ユニット)は、お客様のご要望に合わせたオリジナル調査を無料でプランニングいたします。相談をご希望の方、ご興味をお持ちの方は、こちらからお問い合わせください。

YanoICTサイト全般に関するお問い合わせ、ご質問やご不明点がございましたら、こちらからお問い合わせください。

東京カスタマーセンター

03-5371-6901
03-5371-6970

大阪カスタマーセンター

06-6266-1382
06-6266-1422