矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

デイリーコラム


2019.01.18

空間UI技術で壁も机上も勉強道具になる?-川口市立高校と富士通の事例-

川口市立高校(埼玉県)では、2018年10月より、ICTで教育に変革をもたらす「EdTech」を活用し、生徒が主体的に学ぶアクティブ・ラーニング授業を実施しています。

この取組みでは、富士通が提供するタブレットと教育基盤システム「CoursePower」、そして富士通研究所が開発した「空間UI技術」を活用します。
生徒は、事前学習として出された課題にタブレットで回答し、授業に備えておきます。実際の授業では、空間UI技術で机上や壁面にタブレット内のデータを表示し、それを見ながら考えを共有できます。授業後の課題提出は、CoursePowerを通じて行い、教員はデジタル上に蓄積されたデータをもとに評価を行います。

アクティブ・ラーニング授業では、学習の過程を評価しづらいという課題がありましたが、今回の取組みでは、グループ活動中のアウトプットの変遷も含めCoursePoweに蓄積されるため、教員は一人ひとりの生徒をより深く評価し、支援することができます。
また、教育現場では、これまで意見交換や思考の共有に適したツールが不足していましたが、空間UI技術を活用することで、グループでの情報共有が簡単にできるようになりました。

これらの取組みは、教育活動をより豊かにする手段として有効だと感じました。全国的に広げていくには、ベンダはデバイスやソリューションを提供するだけでなく、各学校とタッグを組み、中長期的に支援していく必要があると思いました。(星 裕樹)

2019.01.17

【TOKYO MXテレビ 9チャンネル「モーニングCROSS」に水越社長生出演のお知らせ】

矢野経済研究所の代表取締役社長 水越が明日18日の朝に、モーニングCROSSにコメンテーターとして出演します。ご覧になった方は感想などもお寄せ下さい。

■日時:2018年1月18日(金)午前7:00~8:00(全時間)

■番組名:TOKYO MXテレビ「モーニングCROSS」(毎朝のニュース・情報の生ワイドショー)

http://s.mxtv.jp/morning_cross/

■チャンネル:地上波9チャンネル(091ch)

■出演内容:コメンテーターとして全時間出演

※他の共演者:山口真由(元財務官僚/ニューヨーク州弁護士)、渋谷ザニー(ファッションデザイナー)

■MC:堀潤氏、宮瀬茉祐子氏

2019.01.16

【社外ATMの一括アウトソースに疑問②】

そこで考えてみよう。数から見ても利用頻度から見ても、支店のATMとコンビニのATMでは圧倒的にコンビニの方が数も利用頻度も多い。ということは、社外のATMを手放すことはその分ユーザーとの接点を手放すことに繋がることが分かる。

今回の決断、一部のATMを社外に委託するなど、ATM網を見直すのであればよいのだが、社外のATMを丸ごと手放し、キャッシュとキャッシュレスの接点を手放してしまってよいのだろうか、ユーザーとの接点を手放してよいのだろうか。個人的には少し疑問が残る。

次に「データ活用」の面からみてみよう。利用頻度からしても社外のATMの方が圧倒的に多い。となれば、ユーザーのデータ量も社外ATMに蓄積されると考えるのが普通であろう。南都銀行とセブン銀行の間で、データの受け渡しに関する契約がどのようになっているのかは不明であるが、無償ではないであろう。

仮に有償として、データに対する投資を渋った場合、データ分析から新たな金融商品の開発やタッチポイントを含めた施策を打ち出すうえで、制限がかかる可能性もある。

財務体質の改善に向けてコスト削減することは重要であるものの、長期的な視点を踏まえたうえで、今回の南都銀行の決断は、吉と出るか凶と出るか、結論は少し先になると考えられるが、注目していきたいところだ。(山口泰裕)

2019.01.15

【社外ATMの一括アウトソースに疑問①】

南都銀行がセブン銀行に店外ATMを一括委託するとのニュースが駆け巡った。理由はATMの運営コストの削減だという。

・・・が、個人的にはこの決断、少し疑問を感じている。

というのは、経産省のキャッシュレス・ビジョンがめざすキャッシュレス社会を実現するにあたり、ATMは意外と重要な位置づけにあるように思う。

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ここでは2つの観点から見てみたい。まずは「ユーザーとの接点」の面である。ATMは最も身近にある「キャッシュとキャッシュレスの接点」。キャッシュレス社会が訪れたとしても、現金がなくなることはないのが実情であろう。某ネット銀行の頭取は「キャッシュレスが実現するためには、いつでもキャッシュが引き出せる安心感がなければならない」と指摘した。

確かに店舗を訪れた際に、偶々、カードの読み取り機が壊れていたらキャッシュレスは成立しない。となれば、近くのコンビニor銀行の支店にダッシュ、現金を下ろして支払わなければならない。(山口泰裕)

2019.01.11

【InsurTechイベント、満員御礼!】

2019年1月16日に開催いたします、「第2回 InsurTechイベント」ですが、お陰様で集客を開始してから何とわずか2週間強で定員に達しました。

人気ライブさながらのスピードでの満員御礼に、「中の人」であります私も驚いております。2018年は住友生命Vitalityを筆頭に、さまざまな新しい生命保険商品・サービスが目白押しだったことも、影響したのでしょう。

よりInsurTech市場の盛り上がりをサポートしていくべく、レポートに留まらず、こうしたイベントを通じた情報共有の場、オープンイノベーションの場もご提供できればと考えております。

ぜひお越しいただける皆様には、新しい生命保険業界の息吹を感じて頂ければと思います。

どうぞ1月16日にご来場頂けます皆さま、お会いできることを楽しみにしております。(山口泰裕)

https://www.yano.co.jp/seminar/2019/0116/0116.html

2019.01.10

【謹賀新年 子どもにも身近なキャッシュレス】

明けましておめでとうございます。

2019年は益々キャッシュレス化が進んでいく年となりそうです。
正月に7歳の息子がお年玉をもらっている姿を見て、日本でも、中国のようにお年玉をキャッシュレス決済で渡す日が来るのか、と考えてみました。

つい最近までは、高齢者がお年玉を電子的なバリューで送ることは、あり得ないと思っていましたが、
近年の「ポケモンGO」ブームで、スマートフォンでポケモンGOをやっている息子を見ていて、意外とその時期は近いのかな、と思うようになりました。

というのは、7歳の息子たちがスマートフォンを介して、獲得したモンスターをプレゼントしたり、プレゼントとして受け取ったりと、
当然のようにポケモンGOのアプリ上でバリュー(モンスター)の送受信を行っているのを目の当たりにしているからです。

キャッシュレス決済は、電子的に金銭的なバリューを移転させるものであり、概念としては、金銭的なバリューの移転も、
「もの」としてのバリューの移転も、情報の移転も変わらないともいえます。

そのため、電子上でバリューを送りあう習慣がついている息子がある程度の年齢になると、お年玉を現金でもらうよりも、
その子たちにとって価値のあるバリュー(レアなモンスターや情報)が電子上で送られてくる方が喜ぶようになるのではないか、と感じています。

いずれにしても、キャッシュレス社会は、単なる電子決済が利用できるかどうか、だけではなく、基盤技術などの進展を基に台頭する新たなコンテンツと相まって、
想定外の形で進展していくことになるでしょう。

お年玉を〇〇Payで支払う日は来るのでしょうか?今後が楽しみです。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。(高野淳司)

2019.01.09

2019年はMaaS時代の幕開け

皆様、新年あけMaaSておめでとうございMaaS。
ICT・金融ユニットの中で車載IT市場を担当している森でございます。
森の新年は米国ラスベガスで1/8~11に開催される世界最大の家電展示会「CES」にて幕を開けることになります。
そうです、エレクトロニクス業界人の新年はCESで始まるのです(正確には森はエレクトロニクス業界調査人ですが)。CESとは世界中から集まったエレクトロニクス製品や技術に対して、世界中のディーラ達が「これ売れるかな?」と目をギラつかせる場所です。逆に世界中の部品メーカ、ITソフトウェアメーカのマーケ担当者が「この中にうちの製品入るかな?」と目をギラつかせる場所でもあります。

ところがここにきて、CESではカーエレクトロニクス分野の展示が増え「CESの目玉は自動車だ」とまで言われるようになってきました。そこで「自動車業界人の新年もCESで始まる」といわれるようになってきました。
さらには自動車の製造コストにおけるソフトウェア比率が50%を超える時代になってきたため、「ITソフトウェア業界人の新年もCESで始まる」といわれるようになってきたとか、こないとか。

エレクトロニクスもITソフトウェアも、ここ10年間はスマートフォンがリードしてきていました。しかし、2019年のリード役はIoTではないでしょうか。とりわけ自動車などのモビリティに搭載されるモビリティIoTが注目株。CES2019においても、モビリティIoTに向けて、多くのエレクトロニクスメーカ、ITソフトウェアメーカのマーケ担当者が「この中にうちの製品入るかな?」と目をギラつかせていることでしょう。

自動車ばかりでなく、この写真のようなホバーボードが普通に道路を走るようになったり、ドローンが人を乗せて飛ぶようになったりして、そこに部品やソフトを搭載しようというマーケ担当者も増えてきているのではないでしょうか? やがては自動車、バス、鉄道、バイク、自転車、ホバーボード、飛ぶタクシーを連続して予約したり、決済したりするITプラットフォームが一般化することでしょう。

そうです。MaaSです。2019年はMaaS時代の幕開けです。

<関連資料>

https://www.yano.co.jp/market_reports/C60115800

2019.01.08

【管理人からの新年のご挨拶とご紹介】

明けましておめでとうございます。
新年のご挨拶として、改めて矢野経済研究所とFacebookページ、公式サイトについてご紹介します。

矢野経済研究所は、市場調査、コンサルティング等を行う民間のシンクタンクです。主にマーケットレポートの発刊や個別調査を行っております。

Facebookページは、弊社のICT・金融ユニットの研究員が運営しています。
ICTソリューションに関するコメントや、展示会・記者会見のレポート、弊社のイベントやサービスのお知らせなどを発信しています。

また、公式サイトには、各研究員による市場動向へのコメントやオピニオン、ICT分野を中心とした調査結果のプレスリリースなどを掲載しております。なお、Facebookページに投稿された記事を、デイリーコラムとしてご覧いただくこともできます。

2019年も引き続き、よろしくお願いいたします。
(管理人:宮川典子、井上圭介)

※写真は弊社オフィスのある中野坂上駅前です。

2019.01.07

【新年のご挨拶 変革を支援する矢野経済研究所】

2019年、平成が終わり、新時代の幕開けとなります。
ここ数年で、IoT、AI、Fintech、Society5.0、Blockchain、MaaSなど、新しいテクノロジーや概念が登場してきました。次は、それらが社会へと実装されていく時代となります。それは、社会が変革を迫られる時代でもあります。

社会変革を単独で促すことは簡単ではありません。我々は、皆様の描く未来の実現へ向けて、市場に対して、産業に対して、変革を促す支援をして参ります。

■未来を数字に
市場調査のプロフェッショナルとして、新しい時代を数字とストーリーで語り、変化を促します。

■実現への触媒に
中立的な第三者機関として、企業間、市場-産業間の連携における触媒となることで、単独では困難な社会変革実現を支援します。

これらは、あらゆる市場と産業の今と先端を見つめてきた矢野経済研究所だからできることです。2019年、経済は激動の予感がしますが、共に未来を創って参りましょう。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

矢野経済研究所 ICT・金融ユニット長 忌部佳史

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