矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

Yano ICT調査レポート

発刊レポート一覧


2023.11.30

2023 インターネット広告市場の実態と展望

コロナ禍は様々な産業分野においてデジタル化を加速させ、それと同時にインターネット広告の需要も拡大している。2022年頃からコロナ禍における行動制限の緩和が進み、世界の社会・経済は正常化に向けて動き出しているが、過去とは違う形でインターネットを中心にした新たな生活様式が定着し、さらに高度化した技術やマーケティング戦略、運用がインターネット広告業界に求められている。 また近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の登場はインターネット広告業界に強力な影響を与えるとみられている。一方、2024年から予定されているGoogleのクッキーの利用制限は、インターネット広告におけるコンプライアンスの在り方やこれまでの運用方法を変えてくる可能性があるとみられる。 本調査では国内インターネット広告市場の最新動向と主要事業者の事業戦略、業績動向をとりまとめると共に、インターネット広告のセグメント別市場動向および市場の今後を展望する。

2023.11.30

2023 社会インフラ向けICT市場の実態と展望 ~インフラ保全におけるデジタル技術/データ活用の現状と展望~

国内社会インフラITマーケット(レガシー社会インフラIT/社会インフラ向けITソリューション))に関して、入札情報をベースに、文献調査・企業調査なども加味して、当該マーケットの現状分析及びビジネス構造の把握を行った。 その上で、2027年度を目処とした社会インフラIT市場規模の算出及び、社会インフラ向けITソリューション市場の中期展望を行った。

2023.11.29

2023年版 クレジットカード市場の実態と展望

カード業界は、コロナ禍により、成長率が鈍化しつつありましたが、2022年度に入り拡大基調が堅持され、今後も業績は拡大していく見通しです。IRFが公開され、手数料率の引き下げ圧力がかかるのか、が注視されておりましたが、現状では一部では影響が出ている状況です。ポイント発行による囲い込みが限界を迎えつつある中で、クレジットカードの付加価値向上が重要な取組みとなります。また、比較的消費動向に比較的左右されにくい法人カードの拡大や、BPSPにも注目が集まっています。 本調査レポートでは、クレジットカード会社の取組みを網羅的に整理・分析し、キャッシュレス決済市場のあり方を展望いたします。

2023.11.17

2023 ビジネスチャットツール市場の実態と展望 -ビジネスチャットからグループウェアへと進化-

新型コロナウイルス感染症を契機に多くの企業においてテレワークなどの新たな働き方の導入を推進したものの、2022 年にコロナ禍が明けて以降は、新たな働き方として恒常化する動きがみられる一方、出社をメインとした従来の働き方に戻す動きもあり、各社で模索が続いている。 そうしたなか、コロナ禍においてはオフィスワーカーを中心に在宅勤務が進む中で、ビジネスチャットや Web 会議ツールが必要不可欠な存在となってきたものの、コロナ禍が明けて以降は、現場ワーカーにも浸透させるべく、ビジネスチャットツールの位置づけを業務の効率化や業務の自動化を実現するためのプラットフォームへと変化してきている。 今回はビジネスチャットツールに焦点を当て、コロナ禍とコロナ禍明けとでの変化と併せて、同ツールの内容やユーザーの活用動向、課題などについて分析することを目的とする。

2023.10.27

2023 国内企業のIT投資実態と予測

本調査レポートは、国内における民間IT投資市場規模を推計するとともに、国内のIT投資実態について民間企業を中心に調査いたしました。 2023年版ではSDGsやESGがIT投資に与える影響も調査しています。

2023.09.28

2023年版 ポイントサービス・ポイントカード市場の動向と展望

共通ポイント事業者において、加盟店の拡大や、他事業者との提携によりポイントを蓄積・使用できるサービスの拡充などの動きが進み、マルチポイント化が進んでいる。購買時やサービス利用時のポイント付与が当たり前となるなかで、各社はポイントの更なる価値向上に向けて取組むべく、行動変容型のポイント発行支援に力を入れ始めている。 多面的にポイントサービスの市場規模、動向、戦略を分析し、今後のあり方を考察する。国内ポイント発行額(業種別シェア)、共通ポイント市場規模(企業別シェア)、ポイント交換サービス市場規模、ポイントサイト市場規模と、それらの市場の内訳を推計する。

2023.08.31

2023年版 テレマティクス保険の実態と展望

損害保険会社が中心となって開発・提供する「テレマティクス保険」について、商品動向に加え、今後テレマティクス保険がどのような変化を見せるかを考察することを目的としている。

2023.07.31

2023 メタバースの市場動向と展望

2021年~2022年は、国内企業がメタバース事業に積極的に資金を投入し、様々な取り組みが行われた。一般企業のみならず自治体や行政もメタバースを活用した取り組みに参加し、多様な分野でメタバースを活用した実証実験やサービスが提供された。 メタバースの認知は穏やかに広がっていたが、去年一気に加速し、メタバースがブームとなった。しかし、2023年は前年に比べて熱狂的なブームが落ち着き、またコロナという特殊な状況もなくなった。このような変化はメタバースの活用を真剣に検討してきた事業者においてはビジネス展開を加速するための環境が整ったと言える。 活用分野では、単なるメタバース空間でのコミュニケーションだけではなく、仮想店舗や企業のDXなど、より生産性が伴う領域でメタバースの活用が増えている。また、UGC(User-Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)によるCtoCを志向し、デジタルコンテンツのマーケットをローンチするプラットフォーマーが増えている。 さらに、メタバースと生成AI、Chat GPT、EC、NFTなどを掛け合わせることで多様なニーズが今後広がる可能性があると予想される。 本レポートでは、メタバースを活用したビジネス事例を各分野別にまとめると共に、国内の参入企業の事業動向および市場の今後を展望する。

2023.07.28

2023年版 IoT/M2Mマーケット ~IoT活用が進む製造現場/建設現場/エネルギー分野などの実態と2030年展望~

IoT/M2Mビジネスに関して、主要事業者からの情報収集及び文献調査などをもとに、当該マーケットの現況評価、ビジネス構造の把握、テクノロジー情報、主要事業者の取り組み、ユースケース事例、注目テーマ研究(デジタルツイン/CPS、IoTプラットフォームなど)などを明らかにする。さらに、収集情報をベースとしたカテゴリー別のIoT/M2M需要の現況把握並びに、2026年度を目処とした需要予測を行う。

2023.07.12

2023 データサイエンティストの採用から育成、活用実態と将来展望

本レポートでは、前回レポートと比較して、育成や活用に加えて、採用(新卒/中途)にもカバー範囲を広げる形で調査を行いました。データサイエンティストが足りないと言われる中で、如何に採用し、育て、レベルを上げていくのかは、現在喫緊の課題となっており、IT事業者のみならず、ユーザー企業においても重要度の高い課題として認識が広がってきております。 今回は、大手IT事業者やユーザー企業に加えて、EBPM(自治体版データドリブン経営)に力を入れている先進的な自治体の3者に取材をさせて頂き、各立場からデータサイエンティストをどのように定義し、位置づけ、どのように採用し、そしてどのように育成していくのか、各プレイヤーの取組みを取材しました。 多くの試行錯誤を重ねられ、ある種の現実解を見出されたプレイヤーのノウハウが詰まっております。ご購入された方々にとって、自社の取組みに直接的にお役に立つ有益な情報になりますことを願っております。

2023.06.29

2023年版 生命保険の販売チャネル戦略と展望 -営業職員アンケート調査編-

従来の「生命保険の販売チャネル戦略と展望-Web、来店ショップ、訪問販売実態-」で取り上げてこなかった「営業職員チャネル」を今回レポートのテーマとして取り上げました。 生命保険の販売は営業職員による販売が主流ですが、保険業法の改正にともない銀行などの窓口販売や乗合代理店による販売などが解禁され、保険の販売チャネルは多様化しています。 一方で営業職員による保険販売は、販売チャネルの過半数を占めていますが、販売チャネルの多様化により営業職員経由による保険加入の低下もみられます。 本レポートでは、営業職員へのアンケートを通じて、保険販売の課題やコロナによる販売手法の変化、今後の営業職員チャネルへの影響などの実態をまとめレポートします。

2023.06.29

2023-2024 ヴァーチャルキー/e-call市場総覧

(米)Apple「iPhone」にUWB(UltraWideBand)が搭載され、2021年7月にCCC3.0規格が策定されて以降、スマートフォンで解錠/施錠、エンジンスタートが可能な自動車が急速に増加している。 現在ではSAMSUNG「Galaxy」の上位モデルや一部のAndroidスマートフォンにもUWBが搭載され始めている。もう一方の動きとしてスマートフォンに緊急通報(e-call)の搭載が進んでいる。Androidスマホはロック画面下に「緊急通報」のアイコンが追加されているのに対し、Apple「iPhone」や「AppleWatch」には専用センサーが搭載され、転倒検出機能に対応している。 AndroidAuto、Carplayでこれまで出来た検索・地図・ハンズフリー・音楽再生といったドライビングサポートから、セキュリティ・Maasビジネスを視野に入れて更に一歩踏み込んだ連携を実現した。 2019年に発刊した「ヴァーチャルキー市場」から約4年が経過し、市場環境が大きく変化したことを受けてリニューアルを行った。e-callは自動車のテレマティクス化に伴い標準装備が進んでいるにも関わらず、スマートフォン、ウェアラブルデバイスへの搭載が進んでいる。これら機能の搭載を踏まえながら今後起こり得るビジネスの可能性についても言及する。

2023.05.31

2023 ITベンダーの先端技術活用事例研究レポート

AI(生成AIなど)、XR(VR、AR、MR)、ブロックチェーン、メタバース、量子コンピュータなど、技術の進歩が加速しています。また、ユーザ企業では新たな技術を活用したビジネス変革への取り組みに対して関心が高まっています。 ユーザ企業のIT活用を支える立場にあるシステムインテグレーター各社の事例から、先進技術活用とDX支援や事業化について研究したレポートです。

2023.04.28

2023-2024 XR(VR/AR/MR)360°動画市場総覧 ~メタバース時代到来前夜~

2021年秋に(米)FaceBookが「Meta」へ社名変更を行って以降、「メタバース」への関心は急速に高まっている。VR用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)はメタバースとの相性が良いものの、メタバースでの活用には改善点が数多く存在する。一方、IT企業をはじめ様々な業界がメタバースへの関心を寄せており、特にメタバース向けプラットフォームの構築に向けて様々な企業が取り組んでいる状況である。一方、XR市場について、市場を牽引するリードデバイスが未だに登場しない状況が続く。これまで牽引してきたMetaも先行投資が嵩む一方でハード、サービス共に黒字化の目途は立っていない。新年度版作成にあたり、前年度版では見送った「メタバース」について取り上げる事とした。現状分析と今後の動向を見据えながら将来展望を行う。

2023.03.30

2023 IoT活用が進む製造現場/製造業の実態調査 ~製造業におけるサービス提供モデルのポテンシャル~

本資料「IoT活用が進む製造現場/製造業の実態調査2023」では、製造業や製造現場におけるIoT活用の実態を把握するとともに、IoT活用を踏まえた今後の製造現場の展望を行う。 また近年、製造業において起きているビジネスモデルの変化も探る。例えば、機器販売モデル(売切モデル)から、サポートや維持・管理なども含めたサービス提供モデル(従量課金モデル、サブスクリプションモデル、一括保守契約モデルなど)へのシフトや、製品へのIoT適用といった取り組みを深堀する。

2023.03.28

2023 クラウド・ITアウトソーシング市場の現状と展望

クラウドファーストの考え方がスタンダードになり、クラウド基盤サービスは、デジタルトランスフォーメーション領域での需要拡大も期待できるようになりました。これに伴い、データセンターの建設が進むなど、データセンター市場も活発化しています。 また、ユーザのクラウド基盤利用目的も、オンプレミスからのリフトだけでなく、競争力獲得を目的としたものが目立ち始めています。 本レポートでは、クラウド基盤サービス市場の他、データセンター市場や第三者保守市場、LCMサービス市場など、カバー領域を広げ、クラウドインフラ及びその周辺サービスの現状把握と将来予測を行います。

2023.03.28

ブロックチェーンを活用した次世代モビリティ産業の将来像 -MOBI/サステナビリティ/データ共有

EV自動車の中でもEVバッテリーは、複数のレアメタルが使われているものの、鉱山での採掘が難しく、都市鉱山よりレアメタルを回収、再利用する動きが活発化している。特にSDGsを背景に欧州委員会のバッテリー規則やバッテリーパスポートの導入が迫るなか、EVバッテリーに係る鉱山からの採掘から製造、販売、リユース、リサイクルに至るまでの一貫した流れをトレースする手段としてブロックチェーンの活用に注目が集まっている。実際にMOBIをはじめとした動きも出てきている。 特にEVバッテリーはOEMにとって大きな差別化要因となるため、従来、バッテリーの使用履歴などのデータはOEMを中心としたクローズドなSCMのなかでのみ取扱われてきた。しかしながら、ブロックチェーンを活用することで、データのオープン化が可能となるため、劣化診断や寿命診断などについて、より高精度な予測の実現が期待されている。 劣化診断や寿命診断は中古車の査定やBaaSなど各種サービスにも影響を与える可能性があるなど、ブロックチェーンによるデータのオープン化はモビリティ産業にとって大きな影響を及ぼすことが期待される。 本レポートでは、EVバッテリーを巡るデータの動きについて、現状の動向と合わせてブロックチェーンを活用した際のデータの流れに係る仮説を提示することを試みた。

2023.02.28

2022 ビジネスチャットツール市場の実態と展望 -ハイブリッドワークで更なる広がりを見せるビジネスチャット-

長期化するコロナに対し、出社と在宅勤務のハイブリッドワークが活用されるなか、社内外のコミュニケーションの円滑化ソリューションである、「ビジネスチャットツール」は企業にとって欠かせないツールとなっている。 今回はビジネスチャットツールに焦点を当て、ニューノーマルにおける新たな働き方であるハイブリッドワークの現況と併せて、同ツールの内容やユーザーの活用動向、課題などについて分析する。

2023.01.31

2023 アフィリエイト市場の動向と展望

新型コロナウイルスをきっかけにインターネットを中心とした消費者の生活様式が定着しており、アフィリエイトをはじめとした成果報酬型のインターネット広告市場は堅調に推移している。2022年はコロナの影響が一巡して、アフィリエイト市場における業種別トレンドも変化がみられている。一方で、虚偽・誇大なアフィリエイト広告による消費者被害が増えていることから、消費者庁は「アフィリエイト広告等に関する検討会」を開催するなど業界では市場の健全化を図る取り組みが積極的に行われている。 本調査ではアフィリエイトを中心とした成果報酬型のネット広告の市場実態を明らかにするとともに、将来を展望する。

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