矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

Yano ICT調査レポート

発刊レポート一覧


2021.12.27

2022 屋内位置情報ソリューションの可能性展望

屋内位置情報ソリューション市場は2020年度には一旦成長を止め、31億8,000万円、対前年比99.7%と、前年をわずかではあるが割り込む規模となった。2021年度は再び市場を拡大させる見込みであり、前年比129.9%の41億3,000万円が見込まれる。コロナの影響はあったものの市場は拡大傾向にはある。しかし、以前と比較すると、その勢いは停滞感を拭うことができない。 今後の見通しに関しては、製造、物流等といった現業分野の成長は、オフィス分野等にやや遅れるだろう。それは、現在これまで主流であったBLEによる測位から、別の技術が模索されている状況であり、次の市場の中心となる技術が定着するまで時間を要すると見る。オフィス分野に関しては、当面は順調にその規模を拡大すると見込む。 このような屋内位置情報ソリューションの市場実態と今後を展望することが当レポートの目的である。

2021.12.16

2021-2022 スマートフォン・移動体通信世界市場総覧 ~半導体需要逼迫と5Gへのシフト戦略~

2020年は米中貿易摩擦、新型コロナウイルス(COVID-19)により携帯電話市場は大きな影響を受けた。特に2020年第二四半期は生産工場がストップし、端末の出荷台数が大きく減少した。中国市場が逸早く回復したことで第三四半期以降は持ち直したが、米中貿易摩擦の影響で(中)Huaweiへの半導体出荷が大きく制限され、2021年以降、同社のビジネスは大きく減退する形となった。漁夫の利を得る形で他の上位メーカーの出荷台数が大きく増加した。一方、COVID-19によるライフスタイルの変化によりPC、タブレットの需要が拡大すると共に自動車向け需要の増加や前述の米中貿易摩擦に拠る中国半導体企業の内需中心の方針転換などにより、半導体不足が深刻な問題となっている。販売機会の損失に繋がっており、今後5Gスマートフォンへのシフトが進む過程での大きなリスク要因となっている。2021年度版ではチップセットベンダの動向と共に端末メーカーのリスク分散への取り組みもフォローする。

2021.11.26

2021 社会インフラ向けICT市場の実態と展望 ~次世代型の社会インフラITソリューションシフトが進む社会インフラIT~

国内での社会インフラ関連事業(入札案件)に関して、入札情報・文献調査・企業調査などをもとに、マーケットの現状、事業構造などを踏まえた上で、社会インフラIT市場規模の算出及び2025年度を目処とした社会インフラIT市場予測を行った。

2021.10.29

2021年版 デジタルマーケティング市場の実態と展望 ~CX向上に向けたツールの活用実態~

新型コロナウイルスを背景に消費者の行動様式が変わり、企業の顧客とのコミュニケーションのあり方は大きく変化している。 顧客の購買行動のオンラインシフトが進んだことで顧客に関するオンラインデータが充実してきたほか、IoT の普及などによって多種多様なデータを収集、共有、分析・活用しやすくなってきたことで、昨今はCX向上や新規事業の創出などを目的に、ビジネスにおけるデータの活用がより積極的に取り組まれてきている。 本調査レポートではDMPベンダやMAベンダ、CRM/SFAベンダ、データ取引所ベンダなどの関連ベンダに事業の概況やユーザ企業の状況などを聞くことで、CX向上に向けたデジタルマーケティングツールの活用実態や、ビジネスにおけるデータの活用実態を把握していくとともに、関連事業者に対して今後にビジネス拡大に向けた有益な情報を提供することを目指してまいります。

2021.10.07

2020年度版 商用車テレマティクス/コネクテッドカー市場予測

国内商用車テレマティクス・コネクテッドカーの市場動向を調査・分析。デジタルタコグラフ、ドライブレコーダー、車両動態管理システム等に関する調査。商用車を取り巻く環境に関する調査・分析。

2021.09.30

2021年度版 ネットワークカメラ/VCA画像解析システム市場

DXの推進やコロナ禍を背景とした非接触/非対面の流れからネットワーク(IP)カメラ等を活用したソリューションの利用が広まりつつあります。 これまで画像解析システムは、監視カメラの動画像を用いたアプリ市場が中心でしたが、近年はITベンダによる静止画像を活用したサービスが急速に拡大しています。 静止画像を活用した画像解析システムとして、例えば顔認証や動態追尾、異常行動検知での活用が期待されています。 本資料では、カメラメーカや関連ソフトウェアメーカなど、各社の販売状況や画像解析システム市場に対する戦略等を調査し、分析を行います。 そうすることで関連事業者に対して、今後のビジネス拡大に向けた有益な情報を提供することを目指します。

2021.09.30

2021 インターネット広告市場の実態と展望

近年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で対面でのサービスが困難となり、様々な産業分野においてデジタルシフトが急速に進んだ。それを背景に人々のインターネットの利用率、利用時間が急増し、インターネット広告市場も共に成長拡大しているとみられる。 そこで、本調査ではコロナ禍でインターネット広告市場における主要事業者の業績動向、事業戦略、今後の方向性を取りまとめると共にインターネット広告のセグメント別市場動向および市場の今後を展望する。

2021.04.30

2021 国内携帯電話市場レポート ~新料金プラン導入のインパクト~

国内の携帯電話市場は2019年秋の「電気通信事業法改正」と「消費税増税」、そして新型コロナウィルス(COVID-19)等、度重なる大きな波の影響を受けてきた。更に政府主導の携帯料金の値下げ圧力を受け2020年12月にNTTドコモは月額2,980円(税別)・データ通信20GBのオンライン専用プラン「Ahamo」を発表したが反響は非常に大きく、競合他社は相次いで同様の新料金プランを発表し、サブブランド、楽天モバイル、MVNO各社も対応に追われる形となった。 現在の国内携帯電話市場は嘗てないほど大きな変革を迫られている。一方で、携帯電話サービスは電気・ガス・水道・放送・ブロードバンドに並ぶ社会インフラとしての機能有しており、重要性は更に高まっている。本資料では、主に販売現場の最前線を担う販売代理店・大手量販店を中心にヒアリング調査を実施し、現在の国内携帯電話市場における「キーワード」に対しての分析と考察を行う。

2021.02.26

債権管理システム関連市場の実態と展望

キャッシュレス決済の拡大により、クレジットカードや後払いなど、様々な与信ビジネスが生まれている中で、延滞債権の発生件数も与信ビジネスの拡大に比例して、増加していくことになる。 その中で、債権管理システムや債権回収を効率化するためのツールに注目が集まっている。ツールとしては、圧縮ハガキやSMS送信サービス、IVR等の利用が拡大している。 そこで、本レポートでは、債権管理システムに加え、注目が高まっているSMS送信サービスに関する調査を実施し、主要ベンダーの戦略・取組み・実績などを調査すると同時に、導入事業者へのヒアリングを実施することで、今後の市場動向を展望する。

2021.01.29

2020-2021 XR(VR/AR/MR)360°動画市場総覧

XR(VR、AR及びMRの総称)市場は着実な成長を遂げており、スタンドアローン型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)である(米)Oculusの「OculusGo」が世界的にヒットし、その上位モデル「OculusQuest」が6軸をサポートした結果、ハードウェア及びコンテンツ市場に於いて更に裾野を広げる形となった。一方で(米)GoogleのVRプラットフォーム「DayDream」が収束したのを皮切りにスマートフォンを活用したVRプラットフォームは終焉に向かう形となるなど、ハードウェアプラットフォームの安定化と市場拡大には暫く時間が掛かる見通しである。また、世界中を混乱に陥れたCOVID-19と米中摩擦はXR市場にも大きな影響を及ぼしており、既存の社会環境のあり方が問われる一方で、オンライン上でのサービスに注目が集まり、それに伴ってXRの需要も拡大し始めている。更に世界各国で5G(第5世代携帯電話サービス)の商用サービスが開始され、XRに於いてもコンテンツ配信やビジネス分野、中継、映像制作の場で活用される機会が急速に増加する見通しである。 本年度版は参入企業やサービスの枠組みが大きく変貌する中、内容を一度リセットしながら制作していく方針である。

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