矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

レポートサマリー
2021.11.05

店舗向け画像解析ソリューション市場の調査を実施(2021年)

2024年度の店舗向け画像解析ソリューション市場を44億円と予測。2022年度から2023年度の市場は、現在各所で検討されている案件での本格導入が期待される。

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内の画像解析技術を活用した店舗向けソリューション市場を調査し、事業モデル、普及課題、将来展望を明らかにした。

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【図表:店舗向け画像解析ソリューション市場規模推移・予測】

【図表:店舗向け画像解析ソリューション市場規模推移・予測】
  • 矢野経済研究所調べ
  • 注:事業者売上高ベース
  • 注:2021年は見込値、2022年度以降は予測値
  • 注:主に小売店舗向けの画像解析ソリューションを対象とし、内訳にはカメラなどのデバイスや画像解析ソフトウェア、分析結果を可視化する店内分析プラットフォーム、店舗運営事業者へのコンサルティングサービスなどを含む

 

店舗向け画像解析ソリューション市場の概況

2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大とそれに伴う緊急事態宣言の影響で、ユーザー企業各社が検討していた案件が一時的に導入検討の中断に追い込まれた。また、このタイミングで従来のクラウド系の店舗向け画像解析ソリューションベンダーの多くが当該事業から撤退したり、事業の縮小を行った結果、市場は一時的に縮小し、2020年度の店舗向け画像解析ソリューション市場は前年度比78.2%のマイナスに陥った。
2021年度には、新たに市場に参入してきたエッジAI系の店舗向け画像解析ソリューションベンダーの動きが本格化するとともに、中断していたユーザー企業の導入検討が再開され、案件数も増加し、巣ごもり需要で業績が拡大した消費財系の量販店や、EC化の進展に伴って本格化したOMO(Online Merges with Offline)の動きなどが需要を後押しする形で市場は持ち直す見込みである。2021年度の店舗向け画像解析ソリューション市場(事業者売上高ベース)は再度拡大基調を取り戻し、前年度比141.4%の15億7,000万円を見込む。

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店舗向け画像解析ソリューション市場の注目トピック

■店舗向け画像解析ソリューションベンダーの参入動向
店舗向け画像解析ソリューション市場の参入企業に関しては、以前参入していたクラウド系のベンダーの一部が既に撤退していることが確認された一方、特にAIカメラ系のソリューションベンダーの新規参入が認められ、ベンダーの入れ替わりと平行して、市場全体としてもクラウド系からエッジコンピューティングでの画像分析処理へと、ソリューションサービスのシフトが進んでいる。

また、参入しているソリューションベンダーによって市場における立ち位置は異なっており、AIアルゴリズムを提供しているベンダーから、カメラの製造販売、エッジAIデバイスの提供、分析結果を可視化する店内分析プラットフォームの展開など、さまざまな方法で当該市場にアプローチしている企業(ベンダー)が入り乱れている状況である。

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店舗向け画像解析ソリューション市場の将来展望

2022年度から2023年度の市場は、現在各所で検討されている案件での本格導入が期待され、これまでの市場規模が非常に小さかったことから、成長率としては非常に大きくなる見込みで、2021年度から2024年度までの年平均成長率は40.9%に達すると予測する。
特にこれまで店舗向け画像解析ソリューションのサービス対象とは言い難かったGMSや量販店での導入が次第に進むと見られる。また、ファッション系やブランド業界のユーザー企業では、リアル店舗施策の見直しやRaaS(Retail as a Service)、D2C(Direct to Consumer)といった小売店舗の形態の転換に伴って、データビジネスへの参入が進むと考える。

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参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧

  • 調査のまとめ
  • 総括と提言
  • 市場の背景
  • 市場概況
  • 注目される動向
  • 主要参入企業一覧
  • 各社の強みと差別化ポイント
  • 主なターゲット市場
  • ユーザーの反応・動向
  • 市場規模推移
  • 主な導入事例と需要分野動向
  • 販売拡大の方針
  • 外部環境における課題
  • 内部環境における課題
  • 各社の事業戦略
  • 市場の将来展望
  • 市場規模予測
  • サイネージ視聴者分析
  • 混雑状況の可視化
  • 人数カウント・属性分析
  • 行動分析
  • 注目リテーラーの動向
  • セルフレジ、カートレジ
  • 店内メディアの高度化
  • エッジAIカメラ
  • 商品画像認識
  • 無人店舗
  • アイリスオーヤマ株式会社
  • AWL株式会社
  • 株式会社アロバ
  • Idein株式会社
  • 株式会社オプティム
  • 株式会社クレスト
  • スプリームシステム株式会社
  • 株式会社セキュア
  • データセクション株式会社
  • 凸版印刷株式会社
  • パナソニック株式会社
  • PUX株式会社
  • 富士通株式会社
  • 株式会社Flow Solutions
  • RetailNext Japan合同会社

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調査要綱

調査対象:画像解析をマーケティング目的で活用するソリューション展開事業者
調査期間:2021年7月~9月
調査方法:当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、ならびに文献調査併用

※店舗向け画像解析ソリューションとは:本調査における店舗向け画像解析ソリューションとは、画像解析をマーケティング目的で活用するソリューションを展開している事業者(ベンダー)が提供する、主に小売店舗内に設置したカメラ画像解析やAI技術を活用して、来店客の人数をカウントしたり、年代・性別等の属性を把握したり、店内での客の動線を把握したり、行動(人流)を分析したりする画像解析ソフトウェアや分析結果を可視化する店内分析プラットフォーム、コンサルティングサービスなどを指す。

<市場に含まれる商品・サービス>
店舗向け画像解析ソリューション

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野間 博美(ノマ ヒロミ) 理事研究員
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