レポートサマリー
2019.04.02
有力FX(外国為替証拠金取引)企業16社の月間データランキング-2019年2月-
2019年2月の預かり残高は前月比1.57%、口座数は前月比0.71%とどちらも増加した。月間取引高は本調査対象企業12社すべて(その他企業3社含む)で取引高が減少した。
株式会社矢野経済研究所は、FX(外国為替証拠金取引)店頭取引市場における有力企業16社のアンケート調査を実施し、2019年2月末の預かり残高、口座数、2019年2月の月間取引高を算出した。
*1. 集計対象は、預かり残高15社、口座数16社、取引高12社、いずれも無回答を除く。
*2. SBIグループはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード3社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FXプライムby GMOの店頭取引の合算値。
- 2019年2月末の有力FX企業15社*1の預かり残高の合計は、9,549億円であった。企業単体集計の2019年2月末の預かり残高の第1位はGMOクリック証券で1,524億円、第2位のDMM.com証券は1,206億円であった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ*2の2,304億円で、第2位はGMOグループ*2の1,700億円となった。
- 2月は前月比147.6億円増(1.57%増)となり、本調査対象企業15社中13社(その他企業2社含む)で預かり残高が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はトレイダーズ証券(11.16%増)、次いでワイジェイFX(4.44%増)であった。
【図表:預り残高推移と2月月間ランキング】
- 矢野経済研究所調べ
- 注:集計対象は無回答1社を除く15社の合計値。その他には2社含まれる。
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- 2019年2月末の有力FX企業16社*1の口座数の合計は、506万口座であった。企業単体集計の2019年2月末の口座数の第1位はDMM.com証券で70.8万口座、第2位のGMOクリック証券は59.2万口座となった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ*2の118.6万口座で、第2位はGMOグループ*2の78.2万口座であった。
- 2月は前月比3.5万口座増(0.71%増)となった。本調査対象企業16社中15社(その他企業2社含む)で口座数が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はGMOクリック証券(1.05%増)、次いでトレイダーズ証券(1.00%増)であった。
【図表:口座数推移と2月月間ランキング】
- 矢野経済研究所調べ
- 注:集計対象は16社の合計値。その他には2社含まれる。
- 注:ヒロセ通商の口座数には、バイナリーオプションの口座数が含まれる。
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- 2019年2月の月間取引高は、有力FX企業12社*1の合計で160兆円(百万通貨を1億円として換算)となった。2019年2月の月間取引高の第1位はGMOクリック証券で45.1兆円(同)、第2位はDMM.com証券で41.1兆円(同)であった。
- 2月は前月比105.0兆円減(39.5%減)で、本調査対象企業12社すべて(その他企業3社含む)で取引高が減少した。
【図表:月間取引高推移と2月月間ランキング】
- 矢野経済研究所調べ
- 注:集計対象は無回答4社を除く12社の合計値。その他には3社含まれる。
- 注:FXプライムbyGMOはカバーをしている同業他社等、マネーパートナーズはCFD(差金決済取引)、ヒロセ通商はホワイトラベルを含む。
- 注:マネックス証券は、証券単体の店頭取引の公表数値に営業日数を乗じて弊社で算出し、単位を億円で表記。
- 注:百万通貨は1億円として換算。
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★ご注意
本ランキングは、情報提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘し、特定企業を推奨するものではありません。
■レポートサマリー
●有力FX(外国為替証拠金取引)企業16社の月間データランキング-2019年1月-
●有力FX(外国為替証拠金取引)企業16社の月間データランキング-2018年12月-
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調査要綱
調査対象:FX業界大手、有力企業のうち社名又は数値の公表を前提として、協力を得られた16社を対象とした。 一部の企業で、統計数値や社名について非公開のものもあるため、集計対象が16社にならないものもある。
※社名及び数値を非公開とする企業は、集計の際、「その他」としてランキングから除外した。
調査期間:2019年3月
調査方法:当社専門研究員によるe-mailによるアンケート調査