矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

レポートサマリー
2019.01.31

有力FX(外国為替証拠金取引)企業16社の月間データランキング-2018年12月-

2018年12月末の預かり残高の合計は9,881億円、口座数は498万口座。本調査対象企業16社中15社(その他企業2社含む)で口座数が増加した。

株式会社矢野経済研究所は、FX(外国為替証拠金取引)店頭取引市場における有力企業16社のアンケート調査を実施し、2018年12月末の預かり残高、口座数、2018年12月の月間取引高を算出した。
*1. 集計対象は、預かり残高15社、口座数16社、取引高12社、いずれも無回答を除く。
*2. SBIグループはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード3社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FXプライムby GMOの店頭取引の合算値。

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預かり残高

  • 2018年12月末の有⼒FX企業15社*1の預かり残高の合計は、9,881億円であった。企業単体集計の2018年12月末の預かり残高の第1位はGMOクリック証券で1,544億円、第2位のDMM.com証券は1,354億円であった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ*2の2,346億円で、第2位はGMOグループ*2の1,726億円となった。
  • 12月は本調査対象企業15社中11社で預かり残高が増加し、前月比49億円増(0.50%増)となった。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はトレイダーズ証券(10.46%増)、次いでヒロセ通商(3.84%増)であった。

【図表:預り残高推移と12月月間ランキング】

図表:預り残高推移と12月月間ランキング
  • 矢野経済研究所調べ
  • 注:集計対象は無回答1社を除く15社の合計値。その他には2社含まれる。

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口座数

  • 2018年12月末の有力FX企業16社*1の口座数の合計は、498万口座であった。企業単体集計の2018年12月末の口座数の第1位はDMM.com証券で69.8万口座、第2位のGMOクリック証券は57.7万口座となった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ*2の116.3万口座で、第2位はGMOグループ*2の76.5万口座であった。
  • 12月は前月比3.2万口座増(0.65%増)となった。本調査対象企業16社中15社(その他企業2社含む)で口座数が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はトレイダーズ証券(1.31%増)、次いでGMOクリック証券(0.97%増)であった。

【図表:口座数推移と12月月間ランキング】

図表:口座数推移と12月月間ランキング
  • 矢野経済研究所調べ
  • 注:集計対象は16社の合計値。その他には2社含まれる。
  • 注:ヒロセ通商の口座数には、バイナリーオプションの口座数が含まれる。

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取引高

  • 2018年12月の月間取引高は、有力FX企業12社*1の合計で196兆円(同)となった。2018年12月の月間取引高の第1位はGMOクリック証券で53.6兆円(百万通貨を1億円として換算)、第2位はDMM.com証券で53.0兆円(同)であった。
  • 12月は前月比6.4兆円減(3.18%減)で、本調査対象企業12社中4社(その他企業2社含む)で取引高が増加した。前月比で最も高い増加率はマネックス証券(20.21%増)、次いでトレイダーズ証券(14.87%増)であった。

【図表:月間取引高推移と12月月間ランキング】

図表:月間取引高推移と12月月間ランキング
  • 矢野経済研究所調べ
  • 注:集計対象は無回答4社を除く12社の合計値。その他には3社含まれる。
  • 注:FXプライムbyGMOはカバーをしている同業他社等、マネーパートナーズはCFD(差金決済取引)、ヒロセ通商はホワイトラベルを含む。
  • 注:マネックス証券は、証券単体の店頭取引の公表数値に営業日数を乗じて弊社で算出し、単位を億円で表記。
  • 注:百万通貨は1億円として換算。

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調査要綱

調査対象:FX業界大手、有力企業のうち社名又は数値の公表を前提として、協力を得られた16社を対象とした。⼀部の企業で、統計数値や社名について非公開のものもあるため、集計対象が16社にならないものもある。
※社名及び数値を非公開とする企業は、集計の際、「その他」としてランキングから除外した。
調査期間:2019年1月
調査方法:当社専門研究員によるe-mailによるアンケート調査
※FX(外国為替証拠金取引)とは:レバレッジをかけて投資元本の25倍までの外国為替の取引(売買)ができる金融商品

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