矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2023.02.15

【モーションキャプチャーの可能性②】

ICT・金融ユニットのメンバーが、ITをテーマにコラムを順次執筆します。担当している調査領域や、利用しているITツール、関心のある・今後拡大を期待しているITテクノロジーなどについて綴ります。8人目は、画像解析やデータ活用等の調査に携わっている今野です。

<本コラムは前回の続きです。前回の内容は以下よりご覧いただけます>

https://www.yanoict.com/daily/show/id/997

こうしたアバターの動きを再現しているのはモーションキャプチャーです。私は、モーションキャプチャーといえば専用の全身スーツを着用して撮影するというイメージがありました。実際、ライブなど大きな動きが求められる際にはスーツを着てパフォーマンスをしているようです。しかし、ライブに比べて少ない動きで済む動画の場合はスーツを着用するは必要なく、小さなセンサーとパソコンのカメラだけで腕や指の小さな動きを再現することが可能だというのです。

医療現場の研修や教育現場でメタバースが活用されるといった事例が出てきています。軽装で済むモーションキャプチャーはこうした事例にも有効な技術かと思います。将来、細かな手先の動きが要求される研修であってもメタバース上で実施することが当然になるかもしれません。技術進歩だけでなく、どういった活用がされるのか楽しみです(今野慧佑)。

今野 慧佑(コンノ ケイスケ) 研究員
IT業界の発展はめまぐるしく、常に多くの情報が溢れています。 調査を通して、お客様にとって有益な情報を提供していけるように努めてまいります。

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