顧客との接点をどのように持ち、また深めるか、について考えている企業等は少なくない。マーケティングツールもメール配信ツールやチャットボット、MA(マーケティングオートメーション)など様々で、製品や販売対象などから、いくつかのツールを組み合わせて顧客接点を作るケースが多い。組み合わせた結果、行われる手法のひとつが、個々の属性にあったマーケティングを行うOne to Oneマーケティングである。この点について、最近では、AIを活用したパーソナライズ化を行う事例も増加基調にある。ただ、今回本稿で取り上げるのはコミュニティマーケティングである。One to Oneマーケティングが企業と消費者のコミュニケーションとするならば、コミュニティマーケティングは、企業もまた消費者のひとりとして消費者間のコミュニケーションに入っていく、いわば共創型のマーケティング手法のひとつと言えるだろう。企業が売上の増加を狙うときに考えることとして、新規顧客の獲得と既存顧客からの売上拡大があるだろうが、筆者は、このコミュニティマーケティングについて、既存顧客のクロスセルやアップセルにつながりやすい手法のひとつと考える。ひとつ、例を挙げてみたい(小山博子)。
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