スマートウォッチは近年最も成功を収めたウェアラブルデバイスである。2021年には全世界で2,000万台を超える出荷台数となった。主な参入企業は(米)Apple、(米)Fitbit(Googleの子会社化)、(中)Huawei、(中)Xioami等が挙げられる。
スマートウォッチで最も成功を収めた製品は「AppleWatch」である、2015年の発売以来、最新モデルのSeries7で8世代目となる。4GLTEセルラー機能搭載を機に一気に販売が加速した。AppleWatchの特徴として、スポーティで高級感のあるデザイン、有名ブランドとのコラボレーション、豊富なカスタマイズ性等が挙げられるが、特にスポーツ&ヘルスケア機能の充実とiPhoneとの連携が最大の魅力である。最近ではNFC対応、IPX等級対応、耐久性向上、情報通知機能強化を図っている。
一方、Xiaomi「Redmi Watch」は実売価格が9,000円以下と安価であるものの、豊富なカラーバリエーションとディスプレイのカスタマイズ性、専用の高速充電搭載で日本でも人気となっている。
これら2点に共通しているのはヘルスケア機能の充実である。心拍数、睡眠モニタリング等、センサリングを重視した商品企画を行った結果、ヘルスケアに関心を持つユーザーに支持されている点で、スマートウォッチ成功の背景には機能面を特化させ、製品の訴求ポイントの明確化できたことが挙げられる。
スマートグラスに於いても注目すべき製品が発表された。2022年第一四半期に中国で販売される(中)OPPO「AirGlass」はスマートグラスとして初めて日常の使い勝手を訴求した製品である。同製品は単眼型ディスプレイを採用し、専用のマウントキットを使用して眼鏡の上から装着が可能となっている。音声コマンドと筐体に装備された「タッチバー」をなぞって操作する。主な機能として双方向翻訳、検索エンジン連携(Baidu)、ナビゲーションが挙げられる。但し同社ColorOS11搭載スマートフォン、OPPOWatch2としか連携出来ない。
同製品に注目する最大の理由はスマートフォンの補助デバイスとしての機能を明確化したことが挙げられる。また日常使いをするための工夫がなされている点は注目に値する(賀川勝)。
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