矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2021.06.09

【アナリストオピニオン】IoT関連ビジネスへの参入では、成果を可視化しやすい領域へのアプローチを目指せ②

ターゲットが明確なケースでは「マーケティング/サービス業」向けアプローチがトップ

今回の調査では、汎用用途(例えば、企業の情報システム部門向け/人事・総務向け/社内研修向けなど業種は問わないケース)でのターゲット設定が多かった。

ターゲット業種が明確なケースでは、「マーケティング/サービス業(広告、宣伝、人材サービス含む)(出現率42.1%)」がトップで、以下「小売/流通業(同37.2%)」、「製造業(同35.7%)」が続く。この3業種は、元々IoT活用が進んでいる分野であり、その分、新規参入事業者も多い。逆にターゲット業種の設定が少ないのは、「農業・畜産(同5.4%)」、「自動車(同16.6%)」、「建設(同17.9%)」など。この背景には、農業・畜産ではIoTの実装自体が遅れているため、逆に自動車ではIT活用が進んでいるため(技術的に高すぎる)だと思われる。

出現数が100件を超えるのは、汎用用途とマーケティング/サービス、小売/流通、製造、インフラ/エネルギー/防災(同25.8%)のみであった(早川泰弘)。

※全文・関連資料のご案内は以下よりご覧いただけます

https://www.yanoict.com/opinion/show/id/323

https://www.yano.co.jp/market_reports/C62119500

早川 泰弘(ハヤカワ ヤスヒロ) 主任研究員
産業調査/マーケティング業務は、「机上ではなく、現場を回ることで本当のニーズ、本当の情報、本当の回答」が見つかるとの信念のもと、関係者各位との緊密な関係構築に努めていきます。日々勉強と研鑽を積みながら、IT業界の発展に資する情報発信を目指していきます。

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