4大共通ポイント(楽天ポイント、dポイント、Tポイント、Ponta)において、携帯キャリアとの紐づけが進んでいる。
2020年5月より、KDDIが付与しているau WALLETポイントはPontaに統一された。これにより、携帯電話やau PAYなどのauサービスの利用によって、Pontaポイントを蓄積できるようになり、Pontaの活用範囲が拡大している。
また、加盟店においてマルチポイント化が進んでいる。マルチポイントとは一つの店舗で複数のポイントを発行することを指す。特に、複数の共通ポイントを導入する事業者が増加している。
従来、共通ポイントは1業種1社で導入されることが原則であった。しかし、後発の楽天ポイントとdポイントは、当初から加盟店に他の共通ポイントの併用を認めることで、提携企業を拡大してきた。後発の共通ポイント2サービスの開始を機にマルチポイント化が一層加速している。
複数の共通ポイントを導入する店舗が増えるにつれて、共通ポイント事業者にとって、いかにして自社のポイントカードの提示を増やしていくかが、重要な取り組みとなる。複数の共通ポイントを導入している加盟店では、以前から導入している共通ポイントの発行額が依然として多い。しかし、1~2年後には会員の行動も変化し、加盟店が新規導入した共通ポイントの利用が活発化する可能性がある。その際、従来利用していた共通ポイントのユーザーが減少することが考えられ、共通ポイント市場の勢力図は大きく変わるかもしれない(井上圭介)。
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