矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2019.11.20

【アナリストオピニオン】顧客セグメントではなく、顧客個人を軸としたデータ管理へ –CDPベンダー トレジャーデータの紹介②

以下では、CDPベンダーであるトレジャーデータについて紹介していく。

トレジャーデータでは、2017年7月よりカスタマーデータプラットフォーム「TREASURE CDP(現:Arm Treasure Data CDP)」を提供している。Arm Treasure Data CDPはクラウド型データマネジメントサービスであり、クッキーIDやIDFA等のログデータや広告配信ログに加えて、個人を特定する各種データ(カスタマーID、氏名、eメールアドレス、住所等)も取り扱うことができる。各種データの保管期間に制限は設けていないため、顧客一人ひとりに紐づいた行動ログデータや属性データを長期間保管、分析を行うことが可能である。そのため、顧客セグメントに応じた広告配信ではなく、顧客一人ひとりに個別に対応した、各種のマーケティング施策を実行できる。

また、同製品は400以上のシステムと提携しているため、柔軟に他システムと接続できる。企業内の別システムに保管されているデータを統合できるため、オペレーションの煩雑さの解消、コストの削減などが見込める。加えて、パッケージ化されたサービスであるため、エンジニアがコードを開発する必要もない。

2019年4月には、同製品の機能拡張を発表しており、UIの改良のほか、外部ツールとの連携強化を実施した。なかでも、TAPAD社のクロスデバイスソリューションとの連携を強化したことで、複数のデータソース(デバイス)のID統合を実現する。現在一人平均7台のデバイスを持っているといわれており、これらのデバイスのWeb行動データなどを一つのIDに統合することで、個人の嗜好や特徴に関するデータの精度向上につなげていきたいと考えている。(宮川 典子)

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*全文は以下よりご覧いただけます

https://www.yanoict.com/opinion/show/id/274

*関連MR『2019年版 DMP/MA市場 ~デジタルマーケティングツールの活用実態とビジネス展望~』

https://www.yano.co.jp/market_reports/C61113400

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