矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。そんな研究員たちの、「一番記憶に残っているIT(IT技術/ツール/ウェブサイトなど)」は、一体何でしょう?リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。第13回目の執筆者は、上海現地法人での勤務経験がある古舘です。
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1990年当時、日本のPC市場では日本語環境の特殊性からNEC PC-98がほぼ独占していましたが、世界ではIBM PC互換機(IBMコンパチブル・PC/AT互換機)が隆盛を極めていました。COMPAQ(Compaq)、デル(Dell)、ゲートウェイ(Gateway)等複数のメーカーによるIBM PC/AT互換機が登場したり、アップルも10万円を切るモデルを発売したりとPCの価格が飛躍的に安価になります。日本でもWindows 95の発表以降、大手メーカーによるWindows OSプリインストールPC、安価なDOS/V PC、組み合わせ自由なBTO PCなどバリエーション豊かなモデルが登場し、Windows 98の頃には日本市場のほとんどのPCがPC/AT互換に収斂してゆきました。ここからはWindowsマシンの独走状態となり、WindowsとIntelのWintel連合が強い影響力を持つようになって行きます。Wintel連合の圧倒的な影響力は永遠にも思えました。しかし、モバイル時代に入るとまた景色が一変して、Snapdragon(クアルコム)やTegra(NVIDIA)に代表される低消費電力なARMアーキテクチャに移行し、Android OSやiOSへと移り変わるとは想像もできませんでした。(古舘 渉)
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