矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2024.06.07

【アナリストオピニオン】周波数帯別(ネットワーク別)に見たワイヤレスIoTマーケット動向①

ワイヤレスIoT市場における適用周波数帯の拡大
ワイヤレスIoT市場※1を周波数帯別(ネットワーク別)で見た場合、2010年代後半までは、セルラー系IoTが大きな比重を占めていた。具体的には、2G/3G/4Gといったセルラー回線が主なIoT向けネットワークであった。

※1.ワイヤレスIoTにおけるネットワークとは、デバイスや機器・装置などから集めたデータを、クラウド/サーバに上げるまでの部分を指す。

しかし2010年代後半以降、920MHz帯やLPWAといったIoT向けネットワークが注目され、例えば「Wi-SUN」は電力スマートメーター向けネットワークとしての採用もあって、累計では4,000万回線を超える普及状況となっている。また高帯域Wi-Fi規格も続々と登場しており、これらも機能面での強みを生かした普及拡大が予想される。
このようにワイヤレスIoT市場では、非セルラー系ネットワークが急速に登場・普及しており、2020年前後から高伸長に転じた当該マーケットの下支え役となっている。

尚、ワイヤレスIoT市場で利活用されるネットワークの概要は下表の通り。(早川 泰弘)

【図表1:調査対象とした周波数帯及び規格】

※全文は以下よりご覧いただけます。

https://www.yanoict.com/opinion/show/id/411

早川 泰弘(ハヤカワ ヤスヒロ) 主任研究員
産業調査/マーケティング業務は、「机上ではなく、現場を回ることで本当のニーズ、本当の情報、本当の回答」が見つかるとの信念のもと、関係者各位との緊密な関係構築に努めていきます。日々勉強と研鑽を積みながら、IT業界の発展に資する情報発信を目指していきます。

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