ICT・金融ユニットのメンバーが、ITをテーマにコラムを順次執筆します。担当している調査領域や、利用しているITツール、関心のある・今後拡大を期待しているITテクノロジーなどについて綴ります。11人目は、IoTやインフラ系ICTなどの領域を担当している早川です。
<本コラムは前回の続きです。前回の内容は以下よりご覧いただけます>
https://www.yanoict.com/daily/show/id/1080
現在では、スマホ連携タイプなども含めて、当時よりも精度の高いナビ画面を見ることができる。実際、カーナビ専用機ではなく、スマホを立てかけてナビゲーションを行っている車も少なくない。
さてマップル地図はというと、本屋では今でも健在であった。店員さんに聞いてみると、今でもそこそこは売れるとの事。会社の人に聞いてみると、「突発的な渋滞時の抜け道探索」や「災害時の迂回ルート探索」などでは、依然として紙の地図が有用であるみたいである。
カーナビの登場で苦境にあると思われた紙の道路地図であるが、いざという時の利便性や冗長性は、デジタル機器を凌駕する状況が残っているのである。様々なビジネスシーンにおいて、依然として紙台帳などが残っているのも、同じような理由によるものであろうかと考えてしまう。(早川 泰弘)
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