ICT・金融ユニットのメンバーが、ITをテーマにコラムを順次執筆します。担当している調査領域や、利用しているITツール、関心のある・今後拡大を期待しているITテクノロジーなどについて綴ります。6人目は保険分野を担当している小田です。
昨今メタバースというワードがビジネス上でバズワードのように聞かれるようになりました。そこで今回は「メタバース×損害保険」に着目し、損害保険会社における取組みを見ていきたいと思います。
まず三井住友海上火災保険では、2022年3月から仮想空間であるメタバースが浸透した未来を見据え「メタバースプロジェクト」を始動しました。同プロジェクトの1つとして、「GDH(グローバル・デジタル・ハブ)メタ」を開設することを発表しました。GDHメタは、メタバース上の新規ビジネスの創出拠点で、社内外の多様なプレイヤーとの交流やメタバースを活用した保険ビジネス、新規事業の創出につなげていく拠点にしていきたいとしています。
次に損害保険ジャパンは、2022年5月にANAホールディングス傘下でバーチャルトラベルプラットフォーム「ANA GranWhale」を開発・運営するANA NEO社と提携しました。本提携において損保ジャパンは先進的な保険商品開発やリスクマネジメントのノウハウを活用し、メタバースにおけるあらたな保険商品開発やサービスに関する可能性を実証していくことを目的としています(小田沙樹子)。
<次回へ続きます>
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