スマートフォンのスクリーンタイム機能を活用したことがあるだろうか。画面上で開いているアプリやサイトの利用時間を計測してくれるものだ。また、アプリを自動で分類して、SNSやショッピング、ビジネスなどいくつかのカテゴリで利用時間をまとめてくれる。
ここで自身の計測結果を見てみよう。私の属性は20代/男性/会社員/iPhoneユーザーである。執筆時の直近2週間平均は1日4時間44分だった。そのうち最も利用時間が長いカテゴリはSNSで平均1時間52分となっている。さらに、休日に限って見ると全体の利用時間は平均6時間3分で、1日の1/4の時間スマホ画面を開いていることになる。また、家にいる際は別端末も利用しているため、実際はこれ以上にスマホに触れている。
よく利用しているSNSはメッセージツールとして利用しているLINEをはじめ、TwitterやInstagramなど複数のサービスを使っている。若者の間で流行しているTikTokは利用していないものの、ショート動画はInstagramにもリールとして機能が搭載されており、見始めて気づいたら時間が経っていることも少なくない。
こういった動画は、ユーザーを引き付けるために工夫を凝らして作成し、それをプラットフォーマーがユーザーを離脱させないようUI/UXを構築して消費者に提供している。その結果が自身のスクリーンタイムにも表れているのだろう。
今ではスマホ1台でお金を稼ぐことも可能となった。どんなサービスも利用者となるか提供者となるか、使い方が問われる時代である。私もこの提供者になれる方法を探るとともに、1日5時間前後スマホで酷使している目を労わることに努めよう(宮村優作)。
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