東京大学工学部は、2022年9月23日に「メタバース工学部」を開講した。メタバース工学部は、産官学民が一体となりDX人材を育成することを目的としている。設立の背景として、まず急速な技術の発展や、働き方の多様化などがもたらした産業構造の変化により、最新の工学や情報学を学習したいという需要が高まっていることを挙げる。また、社会全体ではDX人材が不足していることも挙げ、今回、工学や情報を学ぶ機会を提供するに至っている。
メタバース工学部では、2種類の工学教育プログラムを提供する。まず「ジュニア工学教育プログラム」は、中高生を主たる対象として、産業界と大学が連携した工学教育プログラムである。具体的には、大学での工学の学びや卒業後のキャリアパスを伝える授業、商品開発のような体験型演習、研究室見学などをオンラインと対面で組み合わせて実施していく。
次に「リスキリング工学教育プログラム」では、社会人や学生の学び直しを支援することを目的とし、人工知能や次世代通信をはじめとした最新の工学や起業に関する情報などをオンラインで学ぶ教育プログラムとなっている。 こうした工学教育プログラムに加えて、工学キャリアに関する総合情報サイトを立ち上げると発表。特にロールモデルの少ない女性のキャリアパスの情報を充実させることで、工学分野におけるダイバーシティも推進していきたい狙いである(小田沙樹子)。
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