矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2018.05.09

新日鉄住金ソリューションズが語ったDataRobotによる機械学習の自動化

第2回AI・人工知能EXPO(4/4-4/6)を訪れた(4/5)。

新日鉄住金ソリューションズのブースでは、機械学習を自動化するプラットフォーム「DataRobot」を展示した。同社は国内で先駆けて販売代理店を務め、DataRobotの導入支援や運用などのサービスを提供する。なお、本製品の開発は米DataRobot, Inc.が行う。

まず、DataRobotの概要について紹介する。DataRobotを用いると、統計について高度な知識を必要とせず、ワンクリックで高精度なモデルを作成することができる。データを投入すると、内蔵された1000種類以上の予測モデルの雛形から、問題を解決するのに適したモデルを自動で構築し、精度の高い順に表示する。

次にDataRobotの事例を紹介する。DataRobotは、2種類のグループに分類する作業である2値分類を得意領域としている。本製品が導入された三井住友カードでは、顧客の与信管理などに活用する。導入後、これまで数カ月の作業時間が必要であったデータ分析は、数日~1週間程度で完了するようになった。現在、新日鉄住金ソリューションズがDataRobotの導入を支援した約30社の顧客のうち、1/3程度を金融業界の企業が占めている。

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DataRobotが普及すれば、統計知識に精通していない社員でも、自動で予測モデルを構築できるようになる。そのため、DataRobotは、データサイエンティストが不足している現状を打破する可能性を秘めているといえる。

(井上圭介)

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