矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2022.08.24

【AIにできない仕事㉕ 成熟したAIは人間の味方になる】

AIが人類の知能を超える転換点シンギュラリティは、AIにより人間の仕事が奪われるという失業危機と一緒に語られてきました。あくまで人間>AIという視点です。

しかし22年2月からのウクライナ侵攻の代償の大きさを考えれば、攻撃開始を判断した人間というものに疑問がわいてきます。えっ、本当に人間>AIなの?

ちょうど同じ時期に松本徹三氏(元クアルコム日本法人社長)が書いた小説「2022年地軸大変動」を読んでいました。同書には「人間自身の間違った判断から核のボタンを押して自らを滅ぼさないために、あえて全てのシステムの構築と運営の権限をAIに任せる」という考え方が書かれていました。もっとも全てAIに委ねるという決断自体は人間自らが行わなくてはならないのですが・・。

おもしろかったのは「人間を滅ぼしかねないのは未熟なAI」であり、「成熟したAIは人間をどこまでも生存させていく」のであり、さらに未熟なAIは成熟したAIに淘汰されていくという部分でした(森健一郎)。

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