先日、タクシーに乗ると前方座席の背に小型のデジタルサイネージが設置されていた。また、久しぶりに行った劇場では紙のポスターがデジタルサイネージに変わっていた。身近なところでは、電車内のデジタルサイネージのパネル枚数が増えている。などというように、近年、デジタルサイネージは目覚ましいスピードで増え、市場は拡大し続けている。
では、いまなぜデジタルサイネージ市場が急速に拡大しているのか。その一因は2015年7月に総務省が公表した「2020年に向けた社会全体のICT化アクションプラン」にある。同プランの目的は、2020年東京オリンピック・パラリンピック(2020年東京大会)に向けて我が国のICTに関わるサービスやインフラの高度化を図り、世界に日本のICTを発信するとともに、2020年東京大会以降の我が国の持続的成長も見据えた2020年に向けた社会全体のICT化の在り方について検討を行うことにある。
【図表:2020年に向けた社会全体のICT化 アクションプラン 概要】
出所:総務省「2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会(第7回)配布資料(平成29年6月)
資料7-3「アクションプランの進捗状況」
図表で示したように、同プランは、大きく8つの分野ごとのアクションプランと、2つの各分野横断的なアクションプランから成り、デジタルサイネージはこの両方に関係する。ここでは各分野横断的なアクションプランのうち、「都市サービスの高度化」についてみる。
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