コロナ禍の今、ウェブ会議ツールの浸透をはじめ、オンライン化が大きく進んでいます。矢野経済研究所 ICT・金融ユニットの各研究員は、オンライン化が進むなか何を体験し、今後の更なるオンライン化に対してどのような期待を抱いているのでしょうか。
2人目はユニット長の忌部です。
身近なところでのオンラインと人との関係でいえば、やはりインパクトがあったのはWeb会議システムだと思います。「営業は対面でないと」「パソコンに向かってしゃべるのは気味悪い」「やっぱり雰囲気が伝わらない」など、さまざまな声が聞こえてきましたが、使ってみると意外に平気という体験をした人は多かったのではないでしょうか。
携帯電話の利便性が不満を大きく凌駕したのと同様に、Web会議システムはコロナ禍におけるコミュニケーションの不満を凌駕するだけの力を持っていることを示しました。
今後、コロナが落ち着いても、Web会議システムは一定数、使われることは間違いないと感じます。私もなんとかツールの扱いには慣れてきたものの、まだまだ工夫の余地は大きいのだろうと感じています。
よく話題になるのは雑談ですよね。Web会議で雑談を引き出すのは容易なことではありません。雑談不足による交流減を補うべく、1on1などさまざまな取組がありますが、まだまだこれぞ、というものはないのかな、と感じています。
また、プレゼンテーションにおいては「しゃべる人が主役、資料は補助」という感覚を持っていましたが、Web会議ではどうしても資料が主役になります。やってみると語り手はプレゼンというよりナレーターだな、と感じさせられます。プレゼンではスティーブ・ジョブズを見倣えでしたが、これからは誰がお手本になるのでしょうか。ムムッ!クーッ!なんて盛り込みながらWeb会議ツールでプレゼンする日!?は、まさか来ないと思いますが、ITツールの変化に追従し、今後も続くオンラインの未来を生き抜いていきたいものです(忌部佳史)。
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