近年、国内外を問わずサイバー攻撃が発生しており、その甚大な被害についてよく耳にするようになってきています。そこで、政府は毎年2月1日~3月18日を「サイバーセキュリティ月間」と定め、対策を講じています。サイバーセキュリティ月間中、全国各地でキックオフサミットをはじめとする多数のイベントを開催し、国民がサイバーセキュリティに関する理解を深めることを促します。
フジサンケイビジネスアイが主催したセミナー「IoT時代の経営者向けサイバーセキュリティ対策」にて、内閣サイバーセキュリティセンター 内閣参事官の吉田恭子氏は「Society 5.0を支えるサイバーセキュリティ対策」と題した講演を行いました(3/6)。講演の中で、サイバーセキュリティ政策の動向の一つとして、「サイバーセキュリティ月間」を挙げました。
吉田氏は、多くの国民にサイバーセキュリティへの関心を促すため、サイバーセキュリティ月間の取り組みとして、イベント開催のほかに、著名なアニメコンテンツとのタイアップや、ネット初心者を対象に情報セキュリティハンドブックの公開等を実施していることを述べました。
また、吉田氏はサイバー空間をめぐる状況についても触れ、現在サイバー攻撃は深刻化・巧妙化しており、政府機関への認知された攻撃件数は2016年度で711万件に上り、前年度から約100万件増大したとしました。さらに、1年間で観測されたサイバー攻撃1,281パケットのうちIoT機器を狙った攻撃は64%を占める一方で、IoT機器の数量は2020年には約300億個と現状の2倍に拡大する見通しであり、更なる攻撃の増加が懸念されると警鐘を鳴らしました。これらを背景として、IoT機器が身の回りに増えるにつれてサイバー攻撃が身近になっていくため、国民全員がサイバーセキュリティに対するリテラシーを養うことが重要であると強調しました。
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今年サイバーセキュリティ月間イベントに足を運ぶことができなかった読者の方々は、来年各種イベントに訪れてみてはどうでしょうか。
(井上圭介)
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