矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2020.10.14

【IoT×ロボット(アバター型ロボット)】危険な作業現場で活躍、次世遠隔操縦ロボット②

矢野経済研究所 ICT・金融ユニットでは、研究員がリレー形式でコラムを執筆しています。 今年度のコラムのテーマは「IT×○○」です。「IT×金融」のFinTechをはじめ、多くの「IT×○○」が誕生しています。 研究員が、今まで耳にしたなかで面白かった「IT×○○」や、あったら面白そうな「IT×○○」について綴ります。 7人目の投稿者は、IoTやインフラ系ICTなどの領域を担当している早川です。

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全体イメージとしては、操縦者はVR型のHMDやスマートグラスを装着し現場をリアルタイムに視認。さらに触覚を再現できるグローブ(リアルハプティクス技術)を装着して、作業時の感触を体現する。臭覚に関してはまだ実用段階にはなく、現場の匂いを感じ取るのはもう少し先になる。実際には、手の動きは位置測定システムで捕捉してロボットに伝達。ロボットが物体に触れると、人間側のグローブも疑似的に触覚を再現するような仕組みになる。
現状ではプロトタイプしかないが、デバイスと併せて5G活用が本格化すれば、危険な作業現場(災害現場、製鉄やプラントなどの工場、高所作業、トンエル工事など)での遠隔作業を、アバターでより精緻に行う時代がすぐそこに来ている。(早川泰弘)

※画像はイメージです

早川 泰弘(ハヤカワ ヤスヒロ) 主任研究員
産業調査/マーケティング業務は、「机上ではなく、現場を回ることで本当のニーズ、本当の情報、本当の回答」が見つかるとの信念のもと、関係者各位との緊密な関係構築に努めていきます。日々勉強と研鑽を積みながら、IT業界の発展に資する情報発信を目指していきます。

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