矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2018.03.20

【イベントレポート】電気自動車用ワイヤレス充電システム「QUALCOMM HALO(クアルコム ハロ)」

スマートグリッドEXPO(東京ビッグサイト 2/28~3/2開催)に足を運んだ。ニチコンが出展した電気自動車(EV)用ワイヤレス充電システム「QUALCOMM HALO(クアルコム ハロ)」をとりあげる。

EV用ワイヤレス充電システム「クアルコム ハロ」は、ニチコンとクアルコム(米QUALCOMM Inc.)が連携して開発に取組んでいる。「クアルコム ハロ」を利用するには、自動車にパッドを組み込み、駐車場にもパッドを設置する。二つのパッドが重なるように駐車することで、駐車している間にEVの充電ができる仕組みである。なお、Mercedes-Benzが「クアルコム ハロ」の採用を決めているという。

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流通させるには自動車メーカー、そして駐車場の設営・運営会社の両方に働きかける必要があるなど、導入や普及には多くのハードルがあると感じた。しかし、クアルコムは将来的に「ワイヤレス充電システムを道路に埋め込み、走行しながら充電する」という構想も打ち出している。ワイヤレス充電の利便性の高さから今後全く新しいEV充電形態として普及が進むかもしれない。

(宮川 典子)

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