クレジットカード等を用いずに、商品の受取り後に支払いができる、後払い決済サービスの市場が拡大している。後払い決済サービス提供事業者は、年々与信に関するデータベースを蓄積するなどして、与信精度を向上している。
顧客企業をみると、これまで自社で後払い決済を展開していた大手企業をはじめ、自社のリソース削減を目的に後払い決済サービスの導入が進んでいる。ユーザとしては、若年層や主婦層、シニア層等、クレジットカードを利用しない層を中心に利用が広がっている。
また、後払い決済サービスにおいて、一定期間内の購入に対してまとめて決済する、マンスリークリア型が注目を集めている。トランザクションの発生は月一回に集約されるため、利用者ではサービスの利便性が高く、事業者においては決済インフラの利用等にかかるコストが軽減できると考える。主な後払い決済サービス(マンスリークリア型)として、atoneやPaidyが挙げられる(井上圭介)。
※後払い決済サービス市場のシェアを含む詳細は以下の資料に掲載しております