矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2019.11.11

【リレーコラム】労働現場に進出するIT技術①第一次産業編

矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。2019年度は「平成を振り返って/未来に想いを寄せて」をテーマに、リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。10人目は、ポイントなどの決済領域をみている井上です。

IT技術の進歩により、将来、機械やAIが人間の代わりに仕事をする日がくるかもしれない。未来に思いを馳せつつ、労働現場におけるIT技術の活用について調べてみた。

将来、食料の生産は自動化されているのだろうか。その未来を実現する方法として、たとえば植物工場の活用があると考えた。植物工場の自動化に取組んでいる企業の一つに、株式会社スプレッドがある。同社は、次世代型農業⽣産システム「Techno FarmTM」を植物工場に活用している。同システムは、苗の植え替え、パネル運搬などの作業を自動化するだけではなく、IoT・AI技術を用いることで栽培環境の最適化を試みている。

同社は、同システムを用いた大規模な植物工場「テクノファームけいはんな場」を運営している。2018年11月より商品の出荷を開始した同工場は、1日当たり3万株のレタスを生産できる。さらに、新たな工場「テクノファーム成田」が2019年6月より着工され、2020年12月の竣工を予定している。今後、同様の取組みが広がっていけば、食料生産が自動化された未来が待っているのではないだろうか。(井上圭介)

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