矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2019.09.25

【リレーコラム】「お金が増えた時代」から「お金を増やす時代へ」①

矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。2019年度は「平成を振り返って/未来に想いを寄せて」をテーマに、リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。7人目は、金融機関での勤務を経て、今年1月に入社した石神です。

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平成が終わり、ふと、過去の預金金利を調べてみました。平成元年に1,000万円を銀行に1年間預け入れた際の平均金利は3.95%でした。1年置いておくだけで、395,000円の利息が発生することになります。その後、平成3年には6.08%まで上昇。まさに「銀行に置いておけばお金が増えた時代」です。銀行預金は元本保証であるため、ノーリスクでお金を増やすことが可能でした。

一方、令和元年5月の同利率は0.011%であり、わずか1,100円の利息しか発生しません。銀行に預け入れる手間を考えると、メリットは感じられずATMの時間外手数料数回で消えてしまう金額です。(石神明広)

石神 明広(イシガミ アキヒロ) 研究員
現在の市場の分析だけでなく、それによって何がもたらされるか、どう変化していくかといった将来像に目を向けていきたいと考えております。一歩踏み込んだ調査を心掛け、皆様のお役に立てるよう精進を重ねて参ります。

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