矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2019.06.26

【リレーコラム】日本停滞の時代、平成から飛躍の令和となるか①

矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。2019年度は「平成を振り返って/未来に想いを寄せて」をテーマに、リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。第1回目の執筆者は、リテールソリューションや屋内位置情報ソリューションなどを調査をしている野間です。

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平成の時代はICT化が急速に進展した時代であった。平成2年、1990年にはPCのUIを劇的に革新したWindows3.0、翌年1991年にはWindows3.1が市場に投入された。その後95年にはWindows95が登場、今度はインターネットが劇的に普及することになる。この間世界のICT業界を席巻したのはマイクロソフトとインテルである。その後平成19年、2007年には初代iPhoneがアップル社から発表され、瞬く間にスマートフォンが市場に普及した。さらにスマートフォンの普及に合わせてGAFAがプラットフォーマーとしてこの世の春を謳歌することになる。

この間、日本では多くのPCメーカーが撤退、国産携帯電話はガラケーと呼ばれ、世界のデファクト競争から脱落した。プラットフォーマーに至っては、世界に挑戦できる企業すら現れることがなかった。かように、平成の時代とは日本の企業が世界のICT化の競争から脱落し、それとともに、経済も長い停滞を続ける時代となった。(野間博美)

野間 博美(ノマ ヒロミ) 理事研究員
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