DXC Technologyの日本法人であるDXCテクノロジー・ジャパンは、2019年度の戦略に関する記者発表会を開催した(12/7)。
ここでは、2018年12月に稼働を開始した同社の「デジタル工房」について記述する。
デジタル工房は、同社の社員と顧客が共同作業できるスペースであり、同社オフィス(東京・京橋エドグラン)の一角にある。
「話し合いをする場」「アイデアを生み出す場」「デザイン思考を活用する場」とし、DXのアイデアを醸成する空間と位置付けている。
工房内にあるAIスピーカーやIoTデバイス、関連書籍を自由に利用できるほか、テレビ会議の設備があり、世界中にあるDXC Technologyの拠点と繋がることができるようになっている。
同社の西川望 取締役社長は、デジタル工房から創出されるDXのアイデアに関して、「PL(損益計算書)にどれだけ繋げられるかが重要だ」と述べており、PoCで終わらせずに収益に結び付けていくことの重要性を語った。
最新の設備が整っており、話し合いの場として優れた環境だと感じた一方で、それらをどのように活用してアイデアを生み出していくのか現実感が薄いという印象をもった。デジタル工房はまだ稼働したばかりであるため、今後の活用動向と成果に注目していきたい。(星裕樹)
※写真は西川望 取締役社長とデジタル工房内のものである
YanoICT(矢野経済研究所ICT・金融ユニット)は、お客様のご要望に合わせたオリジナル調査を無料でプランニングいたします。相談をご希望の方、ご興味をお持ちの方は、こちらからお問い合わせください。
YanoICTサイト全般に関するお問い合わせ、ご質問やご不明点がございましたら、こちらからお問い合わせください。