QR決済の後発、ソフトバンクグループの「PayPay」の大規模なキャンペーンが話題となっている。100億円を還元することで、一気にQR決済のデファクトを取りに行っている印象である。
かつてソフトバンクはブロードバンドの普及を目指して、同様に大規模なキャンペーンを行ったことがあった。そう、ADSL用のモデムの無料ばらまきキャンペーンだ。当時の衝撃はすさまじく、実際にADSLの普及、ひいては現在の国内のBBインフラの整備に大きく貢献したと言って良いだろう。
同社のこれぞと決めると一気に投資をして勝負をかけてくるが、今回のPayPayの一大キャンペーンは、それだけ同社がQRコード決済が成長すると読んでいるからであろう。
実は私も日本のキャッシュレス決済の本命はQRコード決済と睨んでいる。3年後にどうなっているか、非常に楽しみである。(野間博美)
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