ロボットのアプリケーションや対話型サービスの開発を行ってきたパルスボッツ株式会社は、睡眠サポートロボット「ネモフ」を発表した(10/15)。
まず、パルスボッツの代表取締役 美馬直輝氏は、「利用者がすぐにコミュニケーションロボットの使用に飽きてしまうことを防ぐため、一定の役割を与えるべきである」と述べた。そのため、美馬氏は「ネモフに『眠りのおとも』という役割を与え、利用者の入眠の促進をめざす」と続けた。ぬいぐるみのような外見をしたネモフとのコミュニケーションは、利用者の就寝前の孤独や寂しさを癒し、安心感とリラックス効果をもたらす。主な利用者層としては、一人暮らしをする20-30代の女性を想定しているとのことである。
現在、同社は、ネモフのクラウドファンディングを通じた資金調達と限定100体の予約受付を行っている(https://www.makuake.com/project/nemoph/)。
以下にネモフの機能について記載する。利用者が所定の回数なでる、または話しかけることで、ネモフは下記の機能を実行できる。
①時報
現在時刻を声で教える。
②あいさつ
寝ぼけた感じの返事をする。
③オルゴール
5種類のオルゴールを奏でて、利用者をリラックスした状態にいざなう。
④不思議なおはなし
16種類の不思議なおはなしをゆっくりと発声する。なお、ストーリーの内容はすべてオリジナルである。
⑤目覚まし
ネモフ自体が揺れながら音楽を流し、利用者の目覚めを促す。
今のところネモフはネットワークに接続していない。しかし、今後同社はクラウドとの連携などを通じて、会話のバリエーション追加や機能拡張を検討している。
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ネモフが睡眠の時間・質を記録するスマートフォンアプリと連携できるようになれば、睡眠がどれだけ改善したかを数値化・可視化しやすくなるだろう。(井上 圭介)
※写真はパルスボッツ株式会社 代表取締役 美馬直輝氏とネモフ
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