矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2018.09.11

アジアでの撮影&独り言「アジアITSイブイブイブ」日本編⑦

アジアのITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)は欧米の後を5年遅れて付いてくるとおもったら大間違い。アジアには、欧米の国々のような自動車文化は根付いておらず、でもだからこそ欧米を見ていては見えてこない何かがあるような気がする。アジアのITSは前夜の前夜のそのまた前夜くらい。「アジアITSイブイブイブ」です。

今回のアジアは9月5日・6日に都内渋谷で開催された「Plug and Play Batch 1 EXPO(Demo Day)」(写真)です。

Plug and Play Japanは大企業とスタートアップの協業への機運が高まる中、両社の懸け橋となるべく設立されたイノベーションプラットフォームです。世界中にある拠点のリソースを活用し、東京を世界有数なスタートアップ・エコシステムにすべく活動中。

9月5日・6日に2日間に渡ってBatch 1 EXPO(Demo Day)を開催しました。国内外44社のスタートアップ、そして14社の企業パートナーが集まり、来場者は2日間合計で1,251名となった模様。

9月5日の「Mobility」分野の基調講演において、ICT・金融ユニットの主席研究員、森(=筆者)が講演しました(写真)。聴衆が500名を超えており、これまでのセミナー歴の中でもとりわけ大人数相手。国籍も人種も立場も多様な聴衆でした。

それは国内だけではなく、世界中の投資家が日本のスタートアップを求めているということでしょう。自動車産業が強い日本においては、CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)といわれる大変化の時がこれまでの産業構造を変革しそうな危機感が叫ばれています。しかし、ここに集まった聴衆からは、逆にそれをチャンスととらえ、ぜひモノにしてやろうというギラギラしたオーラが感じられました。人数といい、ギラギラといい、強烈な聴衆にあおられて森は緊張のあまりその後トイレに駆け込みました。

(森 健一郎)

YanoICT(矢野経済研究所ICT・金融ユニット)は、お客様のご要望に合わせたオリジナル調査を無料でプランニングいたします。相談をご希望の方、ご興味をお持ちの方は、こちらからお問い合わせください。

YanoICTサイト全般に関するお問い合わせ、ご質問やご不明点がございましたら、こちらからお問い合わせください。

東京カスタマーセンター

03-5371-6901
03-5371-6970

大阪カスタマーセンター

06-6266-1382
06-6266-1422