矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2018.08.21

SAP Aribaで「手軽に購入」「すべての支出の管理」を実現

SAPジャパンは8/1に「SAP Ariba Live Tokyo」を開催した。

SAP Aribaは、オンラインで調達・購買や支出の管理を行うためのSaaSである。商品仕様や取引条件などの購買の条件を規定し、最適なものを選択するソーシングから、ソーシングの規準に沿って購買を行うパーチェシングまでカバーしている。カタログ購買や契約請求など様々な購買プロセスを網羅し、物品やサービスも支出管理の対象とする。そのため、従来把握が難しかった、個別の製品に費用を振り分けられない間接材を含め、企業における全ての支出を可視化できる。

SAP Aribaは操作性に優れており、ユーザーは購買対象となる商品をワンクリックで購入できる。承認フロー機能を備え、購入対象物の値段が高い場合は部長や部門長の承認を得ることができる。また、請求書の明細なども画面上に表示されるため、ペーパーレス化を進めることができ、書類作成をはじめとした業務を削減する。

SAP Aribaの強みは、バイヤーとサプライヤーをつなぐクラウドネットワーク「Ariba Network」を構築している点である。Ariba Network上では、世界全体で約330万社が取引を行い、日本国内では3万社程度が参加している。Ariba Networkを経由することで、企業は取引先と個別にEDI環境を構築する手間をかけずに、オンラインで購買することが可能になる。現在SAP Aribaを用いた、世界全体での企業間取引額は、年間200兆円にまで至っている。

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会場で目にしたSAP Aribaの購入画面はまるでECサイトのようであり、手軽に利用できそうという印象を受けた(写真)。SAP Aribaは大規模なAriba Networkに加えて、操作しやすい購入画面を備えているため、導入する企業は今後も増えていくのではないだろうか。(井上圭介)

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