矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2026.09.24

【アナリスト便り】「2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望」を発刊②

【アナリスト便り】「2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望」①の続き

■アルゴリズムはNISQに留まらず、FTQCに向けた進化も
次にソフトウェア側です。こちらもまた、さまざまな変化がありました。まずはアルゴリズムについてもNISQ(Noisy Intermediate-Scale Quantum Computer)向けのアルゴリズムに留まらず、Early-FTQCやFTQC(Fault-Tolerant Quantum Computer)を見据えたアルゴリズムの開発が進められています。NISQとFTQCではハードウェアの機構が異なるため、そのうえで動くアルゴリズムも異なるので、改善というレベルではなく、新しいアルゴリズムを作る感覚なのだそう。
また、アルゴリズム自体も改善が続けられています。例として量子化学計算などで利用されるVQE(Variational Quantum Eigensolver)について改善版となるアルゴリズムとして、QunaSys 社が量子アルゴリズム「QSCI」を開発したほか、韓国のQunova Computing 社が「HI-VQE(Handover Iteration VQE)」アルゴリズムを提案するなどの動きが出てきています。
 
山口 泰裕(ヤマグチ ヤスヒロ) 主席研究員
ITを通じてあらゆる業界が連携してきています。こうした中、有望な業界は?競合・協業しうる企業は?参入障壁は?・・・など戦略を策定、実行に移す上でさまざまな課題が出てきます。現場を回り実態を掴み、必要な情報のご提供や戦略策定のご支援をさせて頂きたいと思います。お気軽にお声掛け頂ければと思います。

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