【アナリスト便り】「2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望」①の続き
■アルゴリズムはNISQに留まらず、FTQCに向けた進化も
次にソフトウェア側です。こちらもまた、さまざまな変化がありました。まずはアルゴリズムについてもNISQ(Noisy Intermediate-Scale Quantum Computer)向けのアルゴリズムに留まらず、Early-FTQCやFTQC(Fault-Tolerant Quantum Computer)を見据えたアルゴリズムの開発が進められています。NISQとFTQCではハードウェアの機構が異なるため、そのうえで動くアルゴリズムも異なるので、改善というレベルではなく、新しいアルゴリズムを作る感覚なのだそう。
また、アルゴリズム自体も改善が続けられています。例として量子化学計算などで利用されるVQE(Variational Quantum Eigensolver)について改善版となるアルゴリズムとして、QunaSys 社が量子アルゴリズム「QSCI」を開発したほか、韓国のQunova Computing 社が「HI-VQE(Handover Iteration VQE)」アルゴリズムを提案するなどの動きが出てきています。