矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2018.07.31

マルチクラウド環境に耐えうるサーバ負荷分散の新たな仕組みを提示

F5ネットワークスジャパンは、新製品に関する記者発表会を開催した(7/11)。新製品「BIG-IP Cloud Edition」は、サーバ負荷の分散やファイアーウォールの機能を持つADC(アプリケーションデリバリーコントローラー)である。

同製品は、これまで1層だったADCを2層にし、アプリごとに個別のADCを設けた点に特徴がある。従来の負荷であればADCは1層で対応できていたが、アプリの開発がアジャイル型に変わってきたことに加え、アプリの更新頻度が高まったことにより負荷分散が追いつかなくなっていた。

そこでF5社では、新たに第2層を設けることで、1層で受けていた負荷を更に分散。2層目のADCを通じて個別のアプリに対応させることで、アプリごとに可用性やセキュリティレベルを設定、変更することで従来抱えてきた課題の解消を図っていくとしている。また、同製品はネットワーク部門を介さずにアプリ開発者自身でロードバランサーやWAF(Webアプリケーションファイアウォール)の設定ができる点にも特徴がある。

F5社の権田裕一 代表執行役員社長は、これまでのオンプレミス向け製品だけではなく、マルチクラウドの環境下でアプリの可用性やセキュリティを十分に確保した製品の必要性を感じ、新製品の提供に至ったと明かした。

(星裕樹)

※図はF5ネットワークス記者発表会資料をもとに矢野経済研究所作成

※写真はF5ネットワークスジャパン社の代表執行役員社長 権田裕一 氏

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