9/16に『2026 量子コンピュータ市場の現状と将来展望』を発刊しました。ようやっとです。
今回は、ハードウェア(量子ビット方式/制御装置)およびアプリケーション(アルゴリズムを含む)を押さえる形で国内外のプレイヤーに取材を実施しました。2021年の発刊以来となりますので、気持ち的にはほぼ新刊といった感覚です。本稿では調査において感じられた前回との変化について簡単に記載しておきたいと思います。
■ハードウェアはエラー訂正に加えて、新たな課題の登場や、方式のハイブリッドなど話題満載
まずハードウェアについて、エラー訂正への対応が主たるフォーカスポイントでしたが、今回取材したところ、古典コンピュータ(いわゆるHPC)との連携に際して、新たにデータの入出力問題やキャリブレーションに係る課題が登場するなど、多くの乗り越えるべき課題が登場、世界中の企業が解決に向けて試行錯誤を進める様子をうかがい知ることができました。
また、方式についても新たに中性原子方式が登場したほか、最近ではIBMが超伝導方式と併せて、半導体方式の企業を買収したほか、富士通も以前から超伝導方式に加えてダイヤモンドスピン方式の研究開発を進めるなど、今後、方式同士のハイブリッドの可能性も出てくるなど、益々面白くなってきています。