情報セキュリティ分野大手のラック社が、経営者に向けたアドバイザリサービス「経営者のためのセキュリティコンパス」の提供を開始すると発表した(10/30)。
このサービスは、ラック社のセキュリティコンサルタントが、サイバーセキュリティ体制を構築・強化したい経営者に年間を通じて伴走するもので、年2回のアセスメントによるリスクの可視化とその結果に基づいた提言を行うとともに、四半期ごとのアドバイザリ・脅威情報共有セッションを通じて、セキュリティに関するタイムリーな解説をするというもの。いわば、セキュリティの相談役を経営陣のなかに置くようなイメージのものだ。
近年、大手企業も被害を受け、事業停止に追いやられるなどITセキュリティの重要度は無視できないものになっている。他方でトップにIT系出身者がなることは一般的な民間企業ではかなりの少数だ。ゆえに、未だ他人事のようにしているCEOも多いことだろう。
事業継続関係のビジネスは、事故や災害が起きたときにニーズが急伸し、静まるとニーズも冷えることが多い。ITセキュリティについては、そうはならず、常時必要とされる認識が広がることを期待したい。(忌部佳史)
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