住友生命は2025年9月22日、健康増進と資産形成を一体的に取り組める新商品「ドルつみVitality」を発表した。2026年1月より販売を開始する予定で、米ドル建て積立保険に健康増進プログラム「Vitality」を組み合わせた仕組みとなる。
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住友生命のVitalityシリーズは、これまで保障性の高い保険商品との組み合わせが中心だったが、今回は資産形成の色合いが強い外貨建て保険との組み合わせとなっており、これまでとは異なる切り口で展開されている印象を受ける。最近は「資産形成」という言葉を耳にする機会が増えているが、健康増進プログラムと組み合わせることで、保険の新たな価値提案につながるように思われる。
Vitalityは健康に関心のある層が取り組むものという印象が強かったが、資産形成というインセンティブが加わることで、これまで取り込めていなかった層にも利用が広がる可能性がある。加えて、Vitalityの仕組みに魅力を感じて、同社の外貨建て保険を選ぶという動きが生まれることも考えられる。
健康と資産形成の両立を可能にする設計が、保険選びの新たな軸になっていくのか、今後の利用状況や市場の反応を見ていきたい。
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