PayPayは、2025年9月中旬以降より、中国のキャッシュレス決済サービス「WeChat Pay」との連携を開始することを発表した。WeChat Payは、月間アクティブユーザー数14億を超える中国のコミュニケーションアプリ「WeChat」の中で提供する決済機能であり、今回の連携によりWeChat Payのユーザーは、日本国内のPayPay加盟店にて同サービスを利用した決済が可能になる。
https://about.paypay.ne.jp/pr/20250904/01/
中国本土からの訪日外国人は、2025年上半期の累計で470万人以上を記録している。今後も、2025年10月13日まで開催している大阪・関西万博や、中国・中華圏における旧暦の正月である春節の期間中などにおいて観光客の増加が見込まれている、
PayPayは、インバウンド需要の取り込みを目指す加盟店への支援を目的として、サービス提供開始時から海外キャッシュレス決済サービスの利用者がPayPay加盟店で決済できる環境の整備を進めてきた。現在は、WeChat Payを含めて14の国と地域・26サービスと連携可能となっている。
訪日外国人が普段利用している決済サービスを日本国内でも利用できる環境は整いつつあることから、今後はそれらを利用できることの認知度の向上が課題と考える。海外のキャッシュレス決済アプリに日本国内のPayPay加盟店で利用できるクーポンを配信するなどの施策が実施できれば、訪日外国人による決済はさらに拡大すると予想する。
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