2025年8月29日、デジタル庁はGビズIDの民間サービスでの活用事例等の募集および実証的接続実験の実施に関する公募結果を公表した。7グループ(13社)を実証的接続実験採択者として年度末まで実証を行う。
https://www.digital.go.jp/news/f4060720-b504-4849-8d8b-7d865863e763
GビズIDは、事業者(法人・個人事業主)が1つのアカウントで様々な事業者向け行政手続システムへのログインすることを可能にする認証基盤である。2025年3月末時点でアカウント発行累計数は125万者、接続サービス数は210サービスに達しており、補助金申請、社会保険手続等の行政手続サービスへの共通ログイン手段として活用されている。
一方で民間サービスとの接続は行われていなかったことから、民間サービスとGビズIDとの実証的な接続実験を行うべく公募を行っていた。
GビズIDは、ID発行時に一度だけ代表者の身元確認を行えばその後の各手続での本人確認書類提出が不要になるなど、普及すれば利便性は高いと思われる。個人の共通IDと同様に事業者の共通IDに対する需要はあると考えられ、実証の結果に期待したい。
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