6月3日、ソフトバンクグループの決済代行業者であるSBペイメントサービス(SBPS)は、EU・アジア圏で現地決済手段を提供するNOMU PAY LIMITEDと資本・業務提携を締結したことを発表した。
https://www.sbpayment.jp/news/press/2025/20250603_001451/
オンライン決済をはじめとした幅広い決済サービスを提供しているSBPSは、ソフトバンクの「Beyond Japan」という事業方針のもと、グローバルでの事業展開を加速させている。一方、Nomupayもアジア市場への参入および集中した投資を行っていることから、両社のグローバル戦略が一致し、本提携が実現した。
本提携に基づき、両社は営業における協業やシステム連携を進めながら、加盟店の国際的なビジネス展開を支援する。これにより、SBPSの加盟店は、アジアをはじめ世界中で自社の商品やサービスの販売に伴う決済が可能となる。特に、ゲームや電子書籍をはじめとした物理的な在庫を持たないデジタルコンテンツを取り扱う加盟店にとっては、事業のグローバル展開に向けた好機となると考えられる。
従来、SBPSを含む決済代行業者の事業領域は国内のオンラインBtoC決済が主であったが、近年は各社ともに対面決済領域、BtoB決済領域などへの拡大を進めている。今回のSBPSの取組みにより、今後は他社においてもグローバル決済が戦略市場として位置付けられる可能性も見込まれるため、各社の動向に注目したい。(都築 励)
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