矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2024.08.28

【アナリストオピニオン】鉄道会社の銀行参入”JRE BANK”①

2024年5月東日本旅客鉄道(以下JR東日本)はビューカードと協業し、JR東日本グループブランドのデジタル金融サービス「JRE BANK」の提供を開始した。JR東日本は、楽天銀行の提供するBaaSの機能を利用し、銀行サービスの提供を行う。

BaaSとは

BaaSとは、Banking as a Serviceの略であり、従来、金融機関が提供してきた銀行の機能やサービスをモジュール化し、さまざまな企業が自社のサービスに組み込んで利用できるようにする仕組みを指す。これまでは金融機関以外の企業が決済や送金、融資といった金融サービスを提供することは困難だったが、APIを利用して銀行のシステムに接続することで、これらの金融サービスを自社サービスの一部として提供できるようになる。事業者は銀行免許を取得することなく、自社サービスに金融機能を組み込むことが可能となる。
2017年の銀行法改正の影響により、金融機関においてオープンAPIの体制整備が進められたことでBaaSへの機運が高まっている。
BaaSは元々、2010年代に欧米を中心に発展したサービスである。銀行API開放に伴い、スタートアップ企業等が銀行APIを活用し、金融サービスを提供する動きが活発に見られた。日本でも近年活用が進んでいる。

【図表:従来の銀行サービス】

矢野経済研究所作成

従来の銀行機能においては、銀行が直接利用者に金融サービスを提供しており、利用者が銀行機能を利用する際には、店舗、ATMといった銀行が提供するサービスを利用する必要がある。

 

【図表:BaaSにおける金融サービス】

矢野経済研究所作成

 

BaaSにおいては、利用者に金融サービスを提供するのは、事業者であり銀行は事業者に対して、銀行機能を提供することとなる。(石神明広)

※全文は以下よりご覧いただけます。

https://www.yanoict.com/opinion/show/id/415

YanoICT(矢野経済研究所ICT・金融ユニット)は、お客様のご要望に合わせたオリジナル調査を無料でプランニングいたします。相談をご希望の方、ご興味をお持ちの方は、こちらからお問い合わせください。

YanoICTサイト全般に関するお問い合わせ、ご質問やご不明点がございましたら、こちらからお問い合わせください。

東京カスタマーセンター

03-5371-6901
03-5371-6970

大阪カスタマーセンター

06-6266-1382
06-6266-1422