“バズワード―もっともらしいが実際には意味があいまいな用語のこと。そして専門用語のような言葉である。コンピュータの分野でよく使われるが、政治など広い分野で使われる。言葉が人々に浸透し明確な意味を持つようになればバズワードではない。混乱を招かない、分かりやすいキャッチコピーのことではない。”(ウィキペディア 2024/4/26)
流行っては消えていくバズワード。IT業界に関わりがあれば、なにか新しいキーワードが生まれるたびに、またバズワードかとため息をついたり、もしくはそれに乗じてセールストークに使ったりした経験があるだろう。特にマーケティングに関わっているならば、それを無視して仕事するわけにもいかないはずだ。たかがバズワード、されどバズワードといったところだろうか。
かく言う当社も調査レポートの企画検討に際しバズワードは十分に検討するし、それによる恩恵を受けた側面もあるわけで、良くも悪くもバズワードの影響力は大きい。
とはいえ、どちらかといえば否定的な意味で「またバズワードがでたか」とする場合が多いと思うが、実際には先進IT技術を正しく反映していることも少なくない。
20年ほど前にうまれたクラウドコンピュータ、IaaS/PaaS/SaaSあたりは、当時はバズワードと呼ばれたものの、いつしか定着し、実際にITインフラを覆すほどのものとなった。ユビキタス、Web2.0、ロングテールあたりはどうだろうか。言葉は耳にしなくなったが、その思想は現在も生きているように感じる。
その後もビッグデータ、IoT、AI、WEB3、ブロックチェーンなど先進IT技術を背景にさまざまなバズワード的な言葉が飛び交った。直近での最大のバズワードはDXだろうか。それともDXはクラウドのように当たり前の言葉として残るだろうか。
そしてまさに今、最もWebニュース等を騒がせているのが生成AIである。生成AIに取り組めば株価が上がるとでもいわんばかりに多数の企業がリリースを発表するなど、その盛り上がりは皆さんご承知の通りである。(忌部佳史)
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