2023年6月21~23日に東京ビックサイトで開催された「日本ものづくりWorld」へ伺いました。②
ここでは製造業DX展で展示していたアスエネ社の「アスゼロ」について紹介します。
企業の脱炭素やESG経営の支援を行う同社の主力は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスの「アスゼロ」です。請求書やレシートをアップロードすると、どれだけCO2を排出したかを使用量から自動で算出・可視化し、削減方法の提案やコンサルティングサービスを実施しています。また、温室効果ガスの算定・報告基準であるGHGプロトコルで規定された、自社で直接排出(スコープ1)・間接排出(スコープ2)したCO2の管理のほか、上流から下流までサプライチェーン全体の排出量(スコープ3)の管理も可能です。
本製品のターゲットはサプライチェーンの広い大企業となりますが、ESGや気候変動への対応をブランディングとして活用したい中小企業での利用も進んでおり、2023年3月末時点で導入社数は3,000社を超えています。
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガス排出量を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。それから3年程度経ち、上場企業の一部では取り組みの公表が行われていますが、まだ多くの企業では手探りな状態が続いています。
同社は「アスゼロ」以外にも、再エネ調達支援「アスエネ」やESG評価クラウドサービス「ECR」など複数のサービスを展開しており、今年6月にはSBIホールディングスと共同でカーボンクレジット・排出権取引所事業を行う「Carbon EX」を設立しました。
脱炭素・ESG経営支援のプラットフォームになれるか、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)領域では参入企業が増え、続々と新たなサービスが生まれそうです。(宮村優作)