矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2023.07.05

【オフラインでのパーソナライズ広告】

幕張メッセで行われたInterop Tokyo 2023へ伺いました。
ここではVisionAIExpoブースで展示していた都築テクノサービスの人流マーケティングソリューションを紹介します。

人流マーケティングソリューションはデジタルサイネージにカメラを後付けし、リアルタイムで閲覧している人物の属性に合わせて表示を変更するシステムです。従来多くのデジタルサイネージは時間帯やエリアによって表示するコンテンツを決めて運用されていましたが、このシステムでは実際にサイネージを見た人の性別や年齢などの属性に合わせてパーソナライズされたコンテンツの配信が可能となります。
主に商業施設内の店舗紹介サイネージや案内板での利用を想定しているとのことで、20代男性の私が眼鏡とマスクをした状態で目の前に立ってみたところ、1秒経たずに髭剃りの広告が表示されました。急に表示が変わるため、無意識に広告を目で追ってしまいました。
また、GDPRに適合した独自の属性認証技術を搭載しており、施設内の別カメラに映った個人を特定し、回遊性の分析でも活用できます。

これまでパーソナライズされた広告はオンライン上で展開されてきましたが、センシング技術やクラウドの発展でオフラインでも実施できるようになってきました。商業施設のプロモーションも集客をメインとするPULL型ではなく、顧客それぞれの志向に合わせたPUSH型の販売促進を重要視しています。新型コロナウイルスにより客足が減ってしまった商業施設で新たな顧客体験を提示できるか、次世代のマーケティングとして期待されます。(宮村 優作)

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