東京海上火災保険は、一般社団法人Japan Automotive ASAC(以下:J-Auto-ISAC)と共同で、J-Auto-ISAC会員向けに、コネクテッドカーサイバー保険団体制度を創設し、2023年6月から「コネクテッドカーサイバー保険」の提供を開始した。
コネクテッドカーサイバー保険は、コネクテッドカーがサイバー攻撃を受けた際に発生する初動対応に要する各種費用や損害賠償責任等の補償を、一定のセキュリティレベルをクリアしたJ-Auto-ISACの会員企業向けに提供する。
東京海上日動火災保険とJ-Auto-ISACは、同保険の運営を通じて得られたノウハウを活用して、今後のリスクの高まりが予想されるコネクテッドカー領域のサイバーセキュリティに関するリスク対応能力の向上に努めていくとしている。
現在、コネクテッドカー向けの保険を巡っては、東京海上日動火災保険のほか、損保ジャパンの「コネクティッドカー専用自動車保険 コネぴた」や三井住友海上のコネクティッドカー向け自動車保険「GK クルマの保険 コネクティッド」など、損保会社各社がさまざまな保険を提供し始めており、各社の商品競争の行方に益々注視していく必要がある。(小田沙樹子)