株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、債権管理システム関連市場を調査し、現況、参入企業の動向、および将来展望を明らかにした。ここでは国内のSMS送信サービス市場の分析結果を公表する
【図表:SMS送信サービス市場規模推移と予測】
SMS送信サービスとは、スマートフォンのショートメッセージを通じて、延滞債権の告知や二要素認証のほか、リマインダー(物事を思い出させるための注意喚起、合図等)やセール情報などの各種メッセージの送信が出来るサービスである。SMS送信サービスは携帯電話番号が入手できれば送信可能で、到達率は9割を超えるといわれ、着眼率も非常に高い点に特徴がある。
2019年度の国内のSMS送信サービス市場規模は、送信数ベースで約19億通まで拡大し、2020年度には26億通まで拡大すると予測する。SMSの導入を検討する事業者が増加していることを背景に堅調に拡大している。新型コロナウイルス感染拡大の影響は小さく、世の中のデジタル化の進展も追い風となっている。
■コンテンツのリッチ化
通常70文字でテキストしか表示できなかったSMS送信サービスは、画像の送信やチャットが可能になったことにより、今までのSMS送信サービスと比較して、情報量の豊富なコンテンツが送信できるようになっている。
今後、さらに送信できる文字数も増え、動画や画像等も効果的に送れるようになることが期待されることから、各SMS送信サービス提供事業者は、より付加価値の高い効果的な活用方法やその機会を模索している。
国内のSMS送信サービス市場規模は送信数ベースで、2025年度には93億通まで拡大すると予測する。今後、SMS送信サービスへの認知度が高まり、様々な業種業態において、SMS送信サービスが導入されることが主な要因である。
また、文字数の制限が緩和され、将来的には動画や画像等も今まで以上に効果的に送信できるようになることも期待されるなか、今後、こうした付加価値の高いサービス提供により、更なる活用機会が増え、利用者も確実に増加するとみられることから、SMS送信サービス市場は拡大基調にあるものと考える。
■債権管理システム市場
■債権管理システム提供事業者
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調査対象:SMS送信サービス提供事業者等
調査期間:2020年5月~2021年2月
調査方法:当社専門研究員による直接面接取材および文献調査等を併用
※SMS送信サービス市場とは:本調査におけるSMS送信サービス市場とは、スマートフォンのショートメッセージサービスを通じて、テキスト文書等で情報を提供するサービスを指す。なお、市場規模は国内送信数ベースで算出している。
<市場に含まれる商品・サービス>
SMS送信サービス
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